【Road to ONE04】投げ合い打ち合うノンストップファイトは、吉野光が野瀬翔平をスプリットで下す
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
Def.2-1
野瀬翔平(日本)
開始早々、野瀬が左ロー。吉野はワンツーで前に出て組み付く。野瀬が体勢を入れ替えるが、足をかけて野瀬に背中を着かせたのは吉野。しかし野瀬もすぐに立ち上がる。ケージ中央で左の飛びヒザを見せた野瀬を抱えて、グラウンドに持ち込む吉野。野瀬はギロチンにとらえるが極まらず。吉野が首を抜いて、サイドに移行する。野瀬はガードに戻し、立ち上がって組み付き大内刈りでテイクダウンを狙うも、吉野はふんばり反対に乗せをケージに押し込む。
ここで吉野がテイクダウンに成功。野瀬がオモプラッタを狙うも、吉野は立ち上がる。スタンドに戻り、パンチを当て合う両者。野瀬は左ロー、吉野はワンツーを繰り出す。打撃戦で野瀬が左をヒット。吉野の投げを踏ん張り、ケージ際で差し合いの展開に。残り30秒で、吉野が大外で野瀬に背中を着かせる。立ち上がった野瀬をケージに押し込む吉野。残り10秒で離れた両者、終了間際に吉野がパンチを狙った。
2R、吉野の飛びヒザと、体勢を低くした野瀬がぶつかる。吉野はすぐにくみついてテイクダウンを狙う。足技で野瀬をこかす吉野だが、野瀬も立ち上がる。ケージ際で四つで組み合う両者、ここでも投げで吉野がテイクダウンし、野瀬が立ち上がるという攻防に。押し返した野瀬が左ヒザ。吉野もパンチを返す。中間距離で野瀬のパンチがヒット。しかし吉野が野瀬のテイクダウンをブリッジで切り替え、トップを奪う。ハーフガードから立ち上がり、吉野をケージに押し込む野瀬。
吉野の足技を防いだ野瀬は、そのまま吉野をケージに押し込み、吉野に背中を着かせる。さらにバックマウントを奪う野瀬。吉野が体を起こし、反対に野瀬をケージに押し込む。野瀬は残り20秒でギロチンを仕掛けるも、吉野は首を抜いてトップへ。パンチを落として2Rを終えた。
最終R、飛び込みながら左ストレートを放つ吉野。野瀬のローに合わせてパンチを当てる。野瀬は右フックを打ちながら距離を詰めるが、吉野はそれをかわし、組み付いてきた野瀬に投げを打つ。これはかわされるも、ショートパンチをヒットさせる吉野。しかし野瀬が右ストレートを当てると、吉野の動きが止まる。野瀬が攻め込もうとしたところで、吉野がダブルでテイクダウンに成功。野瀬が吉野を蹴り離し、立ち上がってパンチを当てる。
吉野のテイクダウンをカットした野瀬は、そのままバックマウントへ。体勢を入れ替えようとする吉野に、ネッククランクを狙う。これは極まらなかったがヒジを当てていく野瀬。下から相手の頭を押さえ、パンチを当ててからヒジを連打する野瀬に対し、耐えた吉野はトップを奪った。残り20秒でケージ際へ、吉野はパンチを放ち、野瀬はそれを凌いで試合終了のホーンを聞いた。
判定はスプリットで吉野に凱歌が挙がった。