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【Copa Podio】詳細〈01〉ホドウフォ&ロ譲らず、予選黄リーグ

Copa Podio Heavyweigh GP

【写真】昨年9月以来の開催となるコパ・ポジオ。柔術の母国でのプロ大会として、すっかり定着した感がある(C)COPA PODIO

1日(土・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのジナーシオ・ボタフォゴにて、プロ柔術大会コパ・ポジオ。詳細レポート第1弾はヘビー級世界王者ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)とミドル級世界最強戦士レアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)の活躍を中心、予選緑黄リーグ戦の模様を振り返りたい。

大本命ホドウフォ・ヴィエイラと、コパ・ポジオの帝王レアンドロ・ロの戦いが注目されたこのグループ。果たして両者は期待通りの強さを見せつけて勝ち進んだ。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)
Def. 腕十字 
アレッシャンドリ・ソウザ(ASチーム)

元ヘビー級世界3位の実績を持つソウザが引き込むと、ヴィエイラは十八番の横に飛んでのパスを決め、マウントを奪ってからの腕十字で完勝した。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)
Def. 襟締め
ファイサル・アルキトビ(UAEチーム)

アラブ首長国連邦を代表する柔術家アルキトビは、ヴィエイラの仕掛けるシッティングガードからのスイープに対して、粘って立ち上がり逆に投げ返すなど健闘する。しかしヴィエイラは内回りスイープで上を奪うと、あっと言う間にバックに付いて襟締めを決めた。なお、このグループ唯一の茶帯のアルキトビは、今大会でアラン・ベルチャーのタックルを隅返しで切り返して勝利するなど非凡なところをみせている。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)
Def. ボー・アンド・アロー・チョーク
アラン・ベルチャー(チーム・モラエス)

ヴィエイラに投げを潰されたベルチャー。ディープハーフを作るがヴィエイラは難なくパス。さらにニーオンザベリーからバックを奪ったヴィエイラが、ボー・アンド・アロー・チョークで貫禄勝ち。UFCから勇躍参戦したベルチャーだが、本職の柔術家の壁は厚く4戦全敗に終わった。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
レアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)
Def. 4-0
アレッシャンドリ・ソウザ(ASチーム)

自分より重い相手を引き込んだロは、内回りスイープで先制。ソウザもアームドラッグからテイクダウン狙いに移行し反撃を試みるも、ロは見事なバランスで倒れず。またロが引き込むと、後の無いソウザはアキレスで勝負に行くが、ロは立ち上がって4-0と点差を広げて勝利した。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
レアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)
Def. 0-0 アドバンテージ1-0
ファイサル・アルキトビ(UAEチーム)

ロは引込んでラッソーガードやスパイダーガードからスイープを仕掛けてゆくが、バランスの良いアルキトビはなかなか崩れない。それでも後半ロは、スパイダーから内回りスイープを仕掛けてアドバンテージを獲得することに成功。その後は下からしっかり両袖を握ってアルキトビの反撃を許さず僅差の勝利を収めた。

<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
レアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)
Def. 襟締め
アラン・ベルチャー(チーム・モラエス)

引込んでデラヒーバガードを作ったロ。やがてベルチャーのバランスを崩して後ろに倒し上を奪取。パスガードで煽り、バックを奪って襟締めで一本を奪った。

Leandro Lo vs Rodolfo Vieira<ヘビー級GP予選黄グループ/6分1R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)
Draw. 0-0
レアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)

ヴィエイラ、ロともに全勝のまま、待望の重量級と中量級の世界王者対決が実現した。すぐに引き込んだロ。ヴィエイラはロのズボンを両手で掴むと、得意の左右に飛んでのダイナミックなパスガードを連続で仕掛けてゆくが、ロはスパイダーガードを駆使してパスどころかアドバンテージも許さない。大きく横に回り込んだヴィエイラに対して、ロがすかさず横回転してガードに戻して見せると場内は大きく盛り上がる。その後もヴィエイラはノンストップでパスを仕掛け、ロが見事に防ぐという展開が最後まで続いてドロー。世界最高峰の攻防に魅了された観客が大歓声を送るなか、両者は抱き合ってお互いを称え合った。

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