【UFC ESPN20】連戦のUFCで、J-MMA由来の女子戦=ロクサン・モダフェリ✖ヴィヴィアニ・アロージョ!!
【写真】ロクサンが真っ向勝負を我慢できるかも、勝負のカギとなりそうだ(C)Zuffa/UFC
20日(水・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナでUFC ESPN20「Chiesa vs Magny」が開催される。
前回大会から僅か4日、続くビッグファイトまで3日という間隔で行われるUFC──今大会のメインカード女子フライ級マッチでJ-MMA所縁のファイター同士の対戦が組まれた。
2003年のデビューから2013年のTUF18まで日本を拠点に活動し、今やハッピーウォリアーの名が全米に浸透したロクダン・モダフェリは2017年の2度のUFC参戦以来、常に負け、勝ちを繰り返してきたが、ここで初めての連勝を狙う。負けと勝ちを繰り返す──現状で4勝4敗、世界最高峰の戦いで連敗がないのだから大奮闘といえるが、ロクサンとしては昨年6月のローレン・マーフィー戦を落としてなければ、タイトル戦に相当近くなっていたという想いはあるだろう。
それでも10月にアンドレア・リーを下したロクサンの対戦相手は、ストロー級QOPから、UFCにステップアップしたヴィヴィアニ・アロージョだ。日本では僅か2戦に留まっているが、三浦彩佳、藤野恵実に完勝しており、ヴィヴィの愛称とともに強く日本のファンの記憶に残っている。
日本で戦っていた時よりも2階級上のバンタム級で契約するチャンスを掴み、伸るか反るかの勝負で勝利を手にしたヴィヴィは、フライ級に落として通算3勝1敗というレコードをオクタゴンで残している。
両者揃って柔術の黒帯、いわゆるムエタイやボクシングという打撃とフィジカルではヴィヴィがロクサンを上回っているか。ただし、ロクサンのMMAというフィールドにおける工夫された打撃は、ヴィヴィのパワフルなパンチの掻い潜り、ビッグショットを打ち込むことも可能だ。
そうなった時に、思いのほかアウトボックスに転じることができるヴィヴィが、どのような反応を見せるのか。体を限界に追い込む、頭脳戦──シーソーゲームになると、全く試合の行方は読めなくなる。
そんな勝負だからこそ、勝者はタイトル挑戦に向けて大きな一歩をなるマッチアップといえるだろう。
■視聴方法(予定)
1月17日(水・日本時間)
午後11時~UFC FIGHT PASS
■ UFC ESPN20対戦カード
<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ(米国)
ニール・マグニー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ムニール・ラジズ(チュニジア)
<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ(米国)
ヴィニシウス・モレイラ(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム(米国)
マット・シュネル(米国)
<フェザー級/5分3R>
レオン・マーフィー(英国)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
トム・ブリーズ(英国)
<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(豪州)
ゲェータノ・ピヘロ(ベルギー)
<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
ザロック・アダシェフ(ウズベキスタン)
<ミドル級/5分3R>
ダルシャ・ランジョンブラ(コンゴ民主共和国)
マルクス・ペレス(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ(米国)
ラフンシスコ・フィゲイレド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
メイソン・ジョンズ(英国)
<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)
<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード(米国)
マノン・フィルホ(フランス)