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【UFN41】シェイナ・ベイズラー、カフマン戦でUFCデビューへ

2014.02.09

Baszler

【写真】苦節10年、UFCデビューを遂に果たすシェイナ・ベイズラー。サラ・カフマンという難敵に挑む(C) Photo Courtesy of UFC, Special Thanx toWOWOW

8日(土・現地時間)、UFCより4月16日(水・同)にカナダ・ケベック州モントリオールのコリジー・ペブシで開催されるUFC Fight Night41「Bisping vs Kennedy」=The Ultimate Fighter Nation Finaleで、サラ・カフマンとシェイナ・ベイズラーが対戦することが正式発表された。

元ストライクフォース世界女子バンタム級王者のカフマンは、昨年10月のUFCデビュー戦でジェシカ・アイと対戦し、微妙な裁定で判定負けに。しかし、アイがドラッグテストで陽性反応が出たことで結果はノーコンテストに覆っていた。そんなカフマンにとって仕切り直しの一戦が、今回のベイズラー戦となる。TUFシーズン18では優勝したジュリアナ・ペニャに準々決勝で敗れているベイズラーだが、ロクサン・モダフェリとともに女子MMA創世記から活躍してきた彼女の存在感はシーズン中も際立っていた。

ベイズラーのMMA初陣は2003年、以来10年で15勝8敗という戦績を残してきた。日本では収録用の非公開イベントとなったBodogでロクサンと対戦したこともあり、以降エリート XC、Strikeforce, Invicta FCと女子MMAを手掛けるメジャープロモーションに出場してきた。一方、2006年デビューのカフマンも、前回のノーコンテストを含めると、ベイズラー戦が節目の20戦目となる。両者はストライクフォース時代、2009年6月に対戦しており、その時はカフマンが判定勝利を収めている。TUF18出場により、知名度は上がったベイズラー。34歳になる2014年にUFC参戦、時代が何とか彼女に追いついた形となったが、パーソナルな部分が評価されるTUFと違い、UFC本戦は結果が第一。高度にレベルが上がりつつある女子MMAで、Sho-XCで見せたツイスターでの一本勝ちのようなインパクトのある試合ができるか。強敵カフマンに対峙するベイズラー、本当の戦いはこれからだ。

また3月15日(土・同)のUFC 171でオヴァンス・サンプレーと対戦予定だったチアゴ・シウバが、パブロ・ポポビッチの柔術スタジオを銃を所持して襲撃、道場生を脅迫し、自宅に立てこもったところを逮捕され、UFCを解雇された。この件を受け、ニキータ・クリロフがライトヘビー級に階級を落とし、OSPと対戦することが発表されている。なお、チアゴ・シウバに関して、「ケージのなかで生きてきた彼は、種類の違ったケージのなかにいる」と報道したニュース番組もあった。

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