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【Grachan46】パウンド、パウンド&パウンドで山本琢也が鍵山雄介を圧倒。ライト級+フェザー級王者に

【写真】シルバー=ライト級に続き、ゴールド=フェザー級のベルトを巻いた山本琢也(C)MMAPLANET

昨日6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されたGrachan46レポート、最終回はメインのGrachanフェザー級王座決定戦の模様をお送りしたい。

<Grachanフェザー級王座決定戦/5分3R>
山本琢也(日本)
Def.2R0分59秒by TKO
鍵山雄介(日本)

今回のタイトル戦を前に「圧が強くなった」と自らの成長を語った山本が、その言葉通りすぐに距離をつめると、鍵山の右に右を合わせる。

右ハイをキャッチした鍵山だが、テイクダウンではなく足を抱えたまま下へ。山本は右のパンチを落として足を引き抜くとパンチが効いて右目カットしている鍵山のシングルからのスクランブルにも、首をコントロールするだけに押し倒すように上を取り直す。

蹴り上げを捌いてサイドに回った山本は起き上ろうとする鍵山に対し、強烈な勢いで鉄槌&パンチを打ちつける。

鍵山も懸命にシングルから立ち上がり、スピニングバックフィストも姿勢が乱れ、右を打たれて腰から崩れる。

山本はここでも蹴り上げを担ぐようにサイドに回り、頭を跨いで上四方に。粘る鍵山は体を捩じって、ダブルから立ち上がり、小外掛けでテイクダウンを決める。

山本はケージを背負って立ち上がり、シングルは頭を押さえて足を引ぬく。右を被弾し、引き込んだのかすぐに下になった鍵山の足関節狙いにも、慌てず足を抜き右で殴った山本は、三角狙いも強いポスチャーで跳ね返す。

足関節、シングルレッグ、鍵山の下からの仕掛けに最後はケージに詰められた山本は、ギロチンで動きを止めてタイムアップを待った。

2R、右を振るって前に出た鍵山が左ハイ。爪先が山本の側頭部に届いたが逆に後方にバランスを崩しそうになる。

鍵山はここで機転を効かしてダブルレッグも、山本はやすやすとスプロールする。山本は離れ前蹴り、鍵山の左ハイをキャッチしてケージに詰めるとパンチの勢いを増していく。

まっすぐ組みついてきた鍵山を切った、山本は右ストレート、続いて左フックを打ちこむ。

下がった鍵山は必死に組んでいくが、ケージに詰められ殴られ、下からのシングルも潰され、最後は鉄槌から左のパウンドを受けたところでレフェリーが試合を止めた。

「色んな人に支えてもらって、しっかりと形にできたので凄く嬉しいです。今後自分、2階級取ったというころで、RIZINで戦ってみたいと思います。

まだまだ実力不足なので、ここから練習して強くなってもっと大きな舞台で山本琢也という名前を売って行けるように努力したいと思いますので、今後もまた楽しみにしてください」とマイクで話し、恒例のケージ内での家族記念写真タイムとなった。


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