【Grachan46】フェザー級王座決定戦=鍵山雄介戦前の山本琢也─02─「何の不安も抱えていないです」
6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46。同大会のメインで組まれたGrachanフェザー級王座決定戦で鍵山雄介と対戦する山本琢也インタビュー後編。
最大で101キロあった体をフェザー級まで落とす。フルマラソンの距離を数度に渡り走っている。今やMMAの世界では聞くことが稀になったトンパチな行動を実行してしまう山本は、ライト級時代よりも強いと断言。2階級制覇を成し遂げ、RIZINで戦う──勝利に向かっている。
<山本琢也インタビューPart.01はコチラから>
──阪本選手との練習で、一番変わったのはどこだと感じていますか。
「最初は圧にやられていたのですが、逆に自分も圧を掛けることができるようになったことかと思います」
──これまでも圧はあったかと思うのですが……。
「そこをさらに何か掛けられるようになったみたいで。星野さんにも『本当に圧が凄い』と言ってもらえていますし、打撃も組みも詰めることができるんじゃないかと思っています」
──ではベルトを掛けて戦う対戦相手、鍵山選手の印象を教えてください。
「これをインタビューで言っちゃって良いのか分からないのですが、特に映像もみていないので……。イマイチ分かっていないです。まぁ、○○に勝って、✖✖には勝っていないぐらいは聞いたのですが……」
──映像もチェックしていないのですか。
「映像は2度ぐらい、ゆっくり視ました。でも、記憶にはないなぐらいの感じなんです(苦笑)。たからやってみないと何も分からないです」
──そのような状況でしたら、私も鍵山選手の特徴に関連した試合への質問はできなくなりますね(苦笑)。
「まぁ阪本さんからは、注意点を伝えてもらって──そこに気を付けていれば勝てると言ってもらっていますし」
──もう階級が変わっただけで、山本選手のポテンシャルを推し量る試合になるわけですね。
「ここまでの過程には色々とありましたけど、結果として今は自信しかないです。何の不安も抱えていないです」
──基本的に泰然としていますね。
「そうですか?(笑)」
──ハイ。なんか、のんびりと構えているようで(笑)。ところでフェザー級に落とし、タイトル戦を経てどのような将来像を描いていますか。
「ここでタイトルを獲って、違うステージにいければと思っています」
──それはズバリ、RIZINと捉えて良いですか。
「行けたら良いなと思っています」
──DEEP、修斗、パンクラスという老舗3団体ではなく?
「以前に鶴屋さんからRIZINに出ないかということで3度ほど声をかけてもらっていたのに、全て断ってきたので、今は他でという考えはなくRIZINで戦うことができればという感じです(笑)」
──斎藤裕選手が朝倉未来選手を破りました。RIZINフェザー級で戦っていくことに対して、どれほど自信を持っていますか。
「自信ですか……それはやってみないと分からないっていう話ですね(笑)。まだまだ強くなれる可能性はあると思っているので、しっかりと練習していきたいです。
阪本さんも動けるようになれば、またお世話になりたいですし。阪本さんも手術後はモチベーションが上がって、やる気が出てくるでしょうし」
──同じ階級になりますね。2人ともRIZINに出場するとライバル関係になります。
「そうですねぇ。でも、阪本さんは勝負所を決めて戦っていく人でしょうし、Grachanの岩﨑代表からはその辺りのことでもフォローしてもらえるようです」
──その場に行き着くためには、今回のタイトル戦でベルトを巻くことがマストだと思います。改めて意気込みをお願いします。
「そうですね……環境も変わって、自分もさらに自信がつきました。技術力も多少はついたと思っています。なので去年の12月の試合のようにやられそうになる場面もない、応援してくれる人が安心して観ることができる試合をしたいと思っています。
ちょっと期待してほしいです」
──ライト級の山本琢也よりも、フェザー級の山本琢也の方が強いでしょうか。
「そうですね、大丈夫です。強いんで、もう。また勝ったら取材の方宜しくお願いします」