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【Grachan46】フェザー級王座決定戦=鍵山雄介戦前の山本琢也─01─「6月はMaxで101キロありました」

【写真】この時で体重は85キロほど、3カ月で20キロの減量もなかなかだ──が、6月にはさらに16キロも重かったという山本 (C)MMAPLANET

6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46。同大会のメインでライト級チャンピオン山本琢也が、阪本洋平の返上したフェザー級のベルトを賭けて鍵山雄介と対戦する。

6月に過去最高、101キロあったという山本は12月5日に65.8キロで戦うために、フルマラソンの距離も何度か走ったという。底知れぬ感が、さらに広がってしまった感がある山本にタイトル戦について尋ねた。


──今日(※11月30日)、これから練習ということはまだ体を動かしている感じですか。

「今日で終わりにしようかという感じです」

──Grachanフェザー級王座決定戦へ向け、とにかく気掛かりは体重です。山本選手は普段はかなり大きいということなので。

「全然、問題ないです」

──それはライト級の時と比較しても、問題ないということですか。

「そうですね、少し悩んだこともあったんですけど、ここまで来てしまえば余裕です。あと3キロぐらいで」

──では、もう水抜きぐらいですか。

「ハイ。これまで水抜きをしてこなかったのですが、全然いけると思います。食事に関してもみてもらっていて、本当に順調です。ムチャをしそうなこともありましたが、終わってみればしっかりと落ちました」

──9月にフェザー級王座に挑むことが発表された時も、もう絞れていたのですか。

「あの時は、もう気にはしていました。だからゆっくりと落としてきて……マックスでは101キロあったので」

──えーっ!! 101キロって、重すぎませんか!!

「コロナで試合がないと聞かされていたので1度、100キロまでいってみようということで、6月に101キロまでいきました」

──その増減は完全に体に悪いですね(苦笑)。

「そうですね(苦笑)。応援してくれる人とかも増えてきたので、ここで勝って節制しようかと思っています」

──9月の会見の時は何キロぐらいだったのですか。かなりグッドシェイプに見えたのですが……。

「あの時だと80キロ半ばでした。そういう風に言ってもらえることは多いのですが、意外と重たいんですよね」

─3カ月で20キロの減量ですか。痺れますね。

「65キロは中学の時以来なので、どうなるのかなと最初は思っていました」

──練習での動きはライト級で戦う時と比較して、いかがですか。

「力は落ちていないです。ステップとかも教えてもらっていて動けるようになっているので、階級を下げたことはプラスになっていると思います」

──会見では練習環境も変化が加わりということを言われていましたが、この試合の準備は?

「実は阪本(洋平)さんが手術をされたので、試合前は一緒に練習できなくなって……T-BLOODは1度だけ行かせてもらいました。電話で『体重どう?』とか、そういう連絡は貰っています。

あとは星野大介のキャンディジムで週に1度スパーリング、それとパラエストラ千葉でミットとスパーを少しですかね。正直なところ体重を落とすために、走り続けるのがメインでした」

──えっ、これまでとあまり変わっていないような……。

「とにかく体重を落とさないことには始まらないので、走り続けました。フルマラソンの距離も、何度か走りましたし。本当にみっちり走り続けました(笑)」

──ということは、これまで通り地力の強さで戦うファイトになるということでしょうか……。

「それでも阪本選手と練習させてもらっていた期間で教わったことは自分のなかでプラスになっています。それを試合で出すことができるかどうかは……分からないですが。それこそ、いつも通りになってしまう可能性もなくはないので(笑)。ちょっと試合で試してみたいですね、どう変わっているのか。そこは自分でも楽しみです」

<この項、続く

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