【DWTNCS S03 Ep09】UFC行きを賭け、ダビデの極真魂ラヴィ、Titan王者サバテーロ、元最恐シスター出場
【写真】ダビデの星の極真魂が、UFC行きを賭けてサンタナと対戦する (C)LFA
10日(火・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第9週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される。Fight Island月間を終え、先週APEXに戻り再開したコンテンダーシリーズは4人の勝者全員がUFCとの契約を果たした。
今週は水曜日開催から火曜日に戻り、従来通り5試合が組まれLFAやTitan FCで活躍したファイター10名が一発勝負を戦う。
メインはマリユス・シャケビッチ✖マリオ・ソウザのカナダ✖ブラジル・フィニッシャー対決が組まれた今大会──セミではLFAで注目されていたイスラエル人ファイターのナタン・レヴィがスクランブル発進で、シャヒーン・サンタナと対戦する。
サンタナはもともとTitan FCで3連勝中だったサンフォードMMAのランドン・キニョネスとライト級で対戦予定だったが、彼が欠場となったためレヴィと160キャッチウェイトで相対することとなった。
LFAでプロキャリアをスタートさせたレヴィは、これまでキャリア5連勝で負け知らず。直近の試合は8月のLFA88でベン・ルゴを相手にKO負け直前まで追い込まれる展開から、マジョリティ判定勝ちを手にしている。その際、極真空手をルーツとするレヴィは、マチダ空手と空手対決をしたい」と興味深い発言をしていたが、ねちっこいグラップリングからフィニッシュするサンタナとダナ・ホワイトの前で戦うこととなった。
6勝0敗のサンタナと上にあるように5勝0敗のレヴィ、動き続けるという意味でチャンスもピンチも訪れる手の合う相手とのマッチアップだ。女子戦はBrave CFでキャリアを積んだブラジリアンのルアナ・ピネェイロが、ステファニー・フロストと戦う。
女子MMA隆盛直前世代を代表するゾイラ・フロストを姉に持ち、キャリアの序盤から注目されてきたステファニーは、既にBellator、Invicta FCでのファイトも経験している。ここ2戦はCombate Americasで2連勝中と調子を上げており、20歳のデビューから10年──年齢ではなく波のあるキャリアを振り返ると、恐らくはラストチャンスで現在5連勝中(※通算7勝1敗)のピネェイロ戦を迎えるステファニー・フロストだ。
オープニングファイトではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロがテイラー・ムーアとUFC行きを賭けて拳を交わす。ATT所属のサバテーロは遠い位置から蹴りを交えて打撃を繰り出し、一気にダブルレッグで組みつきテイクダウンを狙う選手だ。組みつくとフォークスタイルと柔術をミックスした戦いで相手を制し、バック奪取から絞めというMMAの鉄板勝利の方程式を持つ。6月にレイモンド・ラモスを破りタイタンのベルトを奪取した試合も、ワン・テイクダウ&ワン・テイクバックで絞めを極めている。
ただし、いってみればこの王道MMAは強度が高くなる相手に貫くのは生易しいことではない。誰もが、この勝ち方ができない故に工夫をし、幅を広げてケージで戦っているのが現実だ。UFCが眼前に迫った場で、10勝4敗というコンテンダーシリーズ出場選手としては、特に目を見張る結果を残していないテイラー・ムーアを相手に、サバテーロはこれまでのスタイルでより完成度を高めた戦い方を見せるのか、それともオプションが増えた戦い方を披露するのか──注目したい。
■視聴方法(予定)
11月11日(水・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS
■ DWTNCS S04 Ep09対戦カード
<ミドル級/5分3R>
マリユス・シャケビッチ(カナダ)
マリオ・ソウザ(ブラジル)
<160ポンド契約/5分3R>
シャヒーン・サンタナ(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)
<ライト級/5分3R>
ジョセフ・ローリー(米国)
ニコラズ・モッタ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネェイロ(ブラジル)
ステファニー・フロスト(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
テイラー・ムーア(米国)