【UFN179】テイクダウン&フロントチョークを軸に攻め続けたトプリアがザラルを下し、UFC初陣飾る
<フェザー級/5分3R>
イリャ・トプリア(ジョージア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ユーゼフ・ザラル(米国)
ケージウォリアー・バンタム級王者からBrave CFで連勝後、UFCにステップアップを果たしたトプリア。対するザラルは今年2月に初めてオクタゴンで戦い、3連勝中だ。
軽く左ハイを見せたザラルが左に大きく回り、跳びヒザを狙う。トプリアは右ボディを当て、ジャブから腹を狙う。ザラルは左右にサークリングを続け、そこから追いかけてくるトプリアにヒザ蹴りやジャブを放つ。トプリアの右にザラルは、ダブルレッグを合わせケージに押し込むとシングルレッグへ。右を差したザラルが体を入れ替えると、トプリアは体を回しながらベリートゥベリー・スープレックスで大きく投げ、マウントからバックへ。
落とされる前にがぶるように首を取ったトプリアはアナコンダチョークに移行し、首を固めて上を取りつつ、ギロチンにスイッチし背中をつける。再びトプリアはアナコンダに組み替え絞め続けるが、ケージを蹴って耐えたザラルがスクランブルへ。バックに回ったトプリアはトラックポジションを狙う。ザラルが耐えて倒れず最後はパンチの交換から、トプリアがダブルレッグを狙ったところで初回が終わった。
2R、サークリングを止めたザラルがシングルレッグからケージにトプリアを押し込み、ダブルレッグ。ウィザーのトプリアは耳の辺りにパンチを落とし、ダブルはがぶって倒されない。エルボーを打たれ頭の位置を高くしたザラルは再び姿勢を低くしてダブルレッグを狙う。トプリアはここもエルボーを落とし、ザラルは姿勢を高くして離れると動きが明らかに落ちている。
ヒザ蹴り、ワンツーフックからダブルレッグで尻もちをつかせたトプリアが腰をコントロールして背中をつかせると、三角狙いを担いでパス。スクランブルに狙いには、即ギロチンを合わせる。これでトップを取り、もうノーアームギロチンに入ったトプリアはここも防がれてもバックに回り足をフックする。ロールから振り落とし、逆にスクランブルでバックに回ったザラルは落とされると内ヒールからヒザ十字へ。大丈夫だとトプリアが合図を送ったところでラウンド終了を迎えた。
最終回、ザラルのヒザ蹴りにダブルレッグを合わせたトプリアがテイクダウン。キムラからスイープ狙いのザラルだが足を殺しておらず、キムラを支点に上を取ったトプリアがスクランブルでトラックポジションからバックマウントへ。足を一本入れた状態でRNCを狙うが、胸を合わせてきたザラルがそのまま抜いてトップへ。
スクランブルからスタンドに戻り、トプリアがダブルレッグ。走って倒そうとすると、ザラルがギロチンへ。頭を抜いたトプリアはハイガードを捌いて左足を抜くと、一気にマウントから三角を狙う。跳ねのけてスクランブルに持ち込もうとしたザラルだが、トプリアはバックを取り両足をフック。RNC狙いにも足のフックを外して胸を合わせたザラルはスタンドに戻ると、トプリアが疲れてケージ際で動けない。
それでも左フックにダブルレッグを合わせバックに回ったトプリアは、胸を合わせてきたザラルをケージにおしこむ。残り30秒で離れたトプリアは、跳びヒザにダブルを合わせてテイクダウン。ザラルのトップでタイムアップに。判定勝ちしたトプリアは「8日前のショートノーティスだけど、それが何だって。いつでも戦える」と話した。