【Bellator248】45歳の凱旋マッチでジョンソンにリベンジを許したチーク・カンゴ、現役続行を宣言
<ヘビー級/5分3R>
ティム・ジョンソン(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
チーク・カンゴ(フランス)
ラ・マルセイエーズで入場したカンゴ。45歳の凱旋帰国マッチで、まず左ローを蹴る。サウスポーのジョンソンに右前蹴りを入れたカンゴは、ワンツーに左に回る。ジョンソンは右ローにテイクダウンを合わせると、ハーフでパウンドを落とす。グローブを掴んでいるとレフェリーにアピールするジョンソンはバックに回り、カンゴは上を向いてハーフを取り直す。
カンゴが右腕を差して立ち上がろうとしたところでジョンソンはエルボーを入れ、左足を束ねて立たせない。背中を向けて立ち上がろうとしたカンゴに、右のパウンドを連打するジョンソン。殴られながら立ち上がったカンゴは胸を合わせると、右を差し返し体を入れ替える。ジョンソンをケージに押し込み、ヒザを入れたカンゴだが、すぐに体を入れ替えられ太腿にヒザを受け、ケージを背負ったまま初回が終わった。
2R、ジョンソンの右オーバーハンドに、カンゴは右アッパーを入れる。直後に組みついたジョンソンがケージにカンゴを押し込んでいく。ヒザをボディに突き上げたカンゴは右腕を差して左腕はウィザー、腰を落として耐えていたが、シングルでついに尻もちをつかさせてしまう。ケージを使ってスタンドに戻ったカンゴは、左腕を差してヒザを入れて体を入れ替える。ここからカンゴはヒザをついてダブルでテイクダウンを決める。
すぐに立ち上がったジョンソンがケージに押し返すが、ヒザを2発入れて離れたカンゴが、右ストレートから左フックをヒットさせる。さらに右を当てケージにジョンソンを詰めるも、逆にケージに押し込まれたところでラウンド終了。ここはカンゴが取り返したか。
最終回、右フックからパンチをコンビで入れたカンゴに対し、ジョンソンは左を振るって前に出てクリンチ──金網に押し込む。この時点で90秒近く過ぎており、勝敗を大きく分けるケージ際の攻防に。倒されず、ヒザをボディに入れるカンゴが、首相撲に取る。ジョンソンはここで左ヒジを振るって、姿勢を乱しカンゴが押し返す。
ここからポジションを2度変えて両者が離れると、左を振りながら前に出たジョンソンが右を伸ばすもクリンチには持ち込めない。直後の接触でカンゴはケージに押し込まれ、ケージ中央に押し返し、押し戻されて体を入れ替える。ジョンソンはすぐに押し返し、互いにヒザを蹴り合うも、カンゴのヒザは首相撲からやや印象は良いか。とはいえ互いに決め手を欠いたままタイムアップを迎え、カンゴはスプリット判定で敗れジョンソンにリベンジを許した。
敗者のカンゴはインタビューの機会を与えられ、現役続行を宣言した。