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【BFC】ビヨン・レブニーCEOに聞く、シーズン2展望

(C) BFC12週間連続で週に一度のイベントを開催(※正確には1週中断され、一箇所で2大会が行なわれた)、ラテン系テレビへの進出、4階級のトーナメントを通してファイターの内面をドキュメンタリータッチで紹介する――などなど、数々の斬新なアイデアとともにMMA界に進出したBellator Fighting Championship。4月10日にはシーズン2が開始されるが、観客動員、採算という面で難題も持ち上がっていることも事実。その一方、人材発掘という分野では、ある意味MMAワールドにおいて特異な功績を挙げている同プロモーション。そのCEOであるビヨン・レブニーに、シーズン2に関するインタビューを試みた。

【写真】ブッキングマネージャーの離脱、地元勢の出場を見込みフロリダでのオープニング&フィナーレの開催を決定しながら、ATTとの交渉がまとまらないなど、難題をどのように切り抜けられるか――、手腕が問われるビヨン・ブレニーBFC CEO (C) BFC

――リングアナが英語とスペイン語を交互に読み上げ、選手紹介を行なうなど、シーズン1では突出したラテン系ファイター路線を敷いていましたが、シーズン2でもこのラテン系路線は継続されるのでしょうか。

「テレビ中継に関しては、英語とスペイン語班をシーズン2でも用意している。ただし、シーズン2の中継で、最も力を入れているのは英語による放送だよ。FOXスポーツネットワークとNBCハイライト特番は、2億人の視聴が可能だからね。ただし、スペイン語中継もシーズン1から、400万増の6200万人が視聴できるテレムンドで、シーズン2と3の両方を中継することが決まっている。BFCのヒスパニック系社会への浸透度は、そうとう高いものがあるよ」

――独特の選手の内面を紹介する方法で、シーズン1では多くのファイターを発掘しました。つまり、それだけ投資をしたことになるのですが、その回収が必要となります。名前を売ったシーズン1出場選手が、シーズン2に参戦することもあるのでしょうか。


「まだ、全ての出場選手が決定したわけではないけど、ウィルソン・ヘイスは間違いなく出場するだろう。シーズン2の出場選手に関しては、2月中には決定し、正式に発表するこつもりだ」

――ウィルソンのようにトーナメントに出場したファイターもそうですが、個人的にもワンマッチで戦ったジョニー・エドゥアウド、ディエゴ・ガリーホ、イズラエル・ジーロン、ジャスティン・トーリーらをシーズン2のトーナメントで見てみたいです。

「そのなかの幾人かは、トーナメントかどうかはまだ決まっていないけど、シーズン2に出場することになるだろう。ガリーホは、特に注目している。彼がカリフォルニア州のオンタリオで戦った試合は、それまで見たことがないようなエキサイティングな試合だった。彼はファイターのなかのファイターだ。どこだろうが彼の試合を見たいと思っている」

――現在ベラトールFCには、ジョー・ソト、エディ・アルバレス、ライモン・グッド、ヘクター・ロンバートという4人のチャンピオンがいますが、彼らがシーズン2の優勝者と戦う防衛戦を前に、ノンタイトルマッチでシーズン2に出場する可能性はありますか。

「もちろん。4人全てがノンタイトルのスーパーファイトでシーズン2に出場するよ。そのために今、下準備をしている最中だから、すぐに発表できるようになるだろう」

――ところでBFCは日本で中継されておらず、ホームページで約1週間遅れながら、試合を視聴することができましたが、このシステムはシーズン2でも継続されるのでしょうか。

「ストリーミングに関しても、NBCとFOXで話し合いを進めている。この件もすぐに発表できるようになるよ。その一方で日本のテレビ中継を実現させたいと思っている。日本は最もMMAへの造詣が深い国だ。日本のテレビ局が、2010年に開催する24度のイベントに興味を持ってくれれば、これ以上光栄なことはないよ」

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