【UAEW12】女子マッチのフランス語圏対決は打撃で圧倒したフィルホが、ラフロンボワーズをTKO
【写真】サイドキックとジャブで距離を支配したフィルホ。ラフンボワーズは大量の流血が見られた(C)UAEW
<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィルホ(フランス)
Def.3R4分50秒by TKO
コリーン・ラフロンボワーズ(カナダ)
打撃の交換からラフロンボワーズが組んでクリンチアッパー、フィルホは右腕を差してケージに押し込んでいく。1分ほど過ぎ、レフェリーがブレイクを命じる。サイドキックを見せたフィルホは、右フックを被弾するも組みついてテイクダウンを決める。ハイガードのラフロンボワーズ、フィルホは乗り過ぎの状態でパンチを打っていく。ヒザをついて右のパンチを顔面に入れるフィルホは、足を一本抜いて腰をコントロールして抑え込む。ラフロンボワーズはクローズドに戻し腰を切って腕十字へ。
フィルホが腕を抜き、ラフロンボワーズがシングルを仕掛けるも潰してバックに回ったフィルホがバックマウントを完成させ、マウントに戻ろうとする。ラフロンボワーズは足を一本入れた、背中をマットにつかされ細かいパンチを受け、最後の10秒でフィルホが立ち上がりローを蹴っていった。
2R、粗い打撃戦のなかではパンチで前に出て、サイドキックを見せたフィルホが組んで、両ワキを差すと小外掛けでテイクダウンを決める。足を一本抜いき、声を出しながら右のパウンドを落とすフィルホ。ラフロンボワーズはケージを背負って立ち上がると、クリンチ戦にはブレイクが掛かる。ラフロンボワーズは右オーバーハンドを当て、思い切り右フックを振るう。フィルホは右サイドキックで距離を取ろうとして戦い、ワンツーを入れる。
ラフロンボワーズは追い切れず、パンチは当たらず前かがみになったところで崩されてガードを強いられる。ハーフからニアマウントを取ったフィルホが左のパンチを続ける。さらに背中を見せたラフロンボワーズを殴っていくが、立ち上がられて自ら足のフックを外した間合を取り直す。足を使い、ジャブを当てるフィルホがラフロンボワーズの反撃を許されなかった。
最終回、両者がローを蹴り合い、ラフロンボワーズの右がヒット。フィルホは左ミドルを蹴り込み、左ストレート顔面に届かせる。ラフロンボワーズは前に出た時にワンツーを被弾し、離れて左ハイを受けそうになるなどフィルホのペースで試合は進む。さらに左ストレートに続き、右フックを入れたフィルホはリーチの差をいかし、打撃でも優位に立つ。
鼻血が滴り落ちるラフロンボワーズは左ミドルで蹴られ、シングルレッグは距離が合わない。フィルホは後ろ回し蹴りを見せるなど勢いが出てきて、ワンツーを決める。さらにパンチを入れて一旦はクリンチに持ち込んだフィルホが、離れて左ストレートを打ち抜く。ローで体がよれたラフロンボワーズは、サイドキックで腹を効かされ連打を被弾する。
バランスを崩したフィルホに対し、ラフロンボワーズが組みに行くが崩され引き込むように下になる。フィルホがパンチを纏めると亀になったラフロンボワーズを見て即、レフェリーが試合を止めた。