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【GTF04】世羅との激闘、10分間+OTも見ごたえタップリ──山中健也が75キロトーナメントを制す

【写真】優勝を確定させた後も、腕十字を極めることに拘りを見せた (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<75キロT決勝/10分1R>
山中健也(日本)
Def.OT
世羅智茂(日本)

立ちレスからジャンピングガード&ギロチンで引き込んだ山中、頭と同時に足を抜いた世羅が立ち上がる。キムラに一瞬にして入って世羅は、これを抜いて組んできた山中にギロチンを逆に仕掛ける。腰を上げて頭を抜いた山中に対し、クローズドを続けた世羅がキムラクラッチを取っていく。外した山中は、続いて取られて頭を抜いてから立ち上がる。

山中のダブルを再びギロチンに捕えた世羅は後方回転で上を取り、腕十字へ移行する。クラッチが外れ右腕が伸びた山中は、手首を捻りつつ腕を抜きに掛かる。下にならないよう上を選択した世羅だが、山中は上を取り返しクローズドを割ってパスを狙う。足関狙いにも動き続けて、足捌きつつパスを決めた山中がサイドで抑えるとニーインへ。

枕でプレッシャーを掛け、世羅を削る山中がダースを掛けるが、バックに回って抜いた世羅が腕十字へ。山中が腕を抜き、試合はスタンドで再開。ジャンピンガードの世羅はキムラを取れず、下になって息を整える。腰を引いて立ち上がった山中に続き、世羅もスタンドに戻る。山中はジャンピンガードから、オモプラッタへ。世羅が腕を抜いて、残り試合は1分に。

今度は世羅がパスを狙い、山中はその世羅を浮かせて足を取りに。世羅も足を取ると、山中は起き上ってパス狙いから肩固めへ。クローズドに戻した世羅、2人とも最後まで動き続けタイムアップに。

OTは先攻の世羅がシートベルトを選択し、四の字フックに取る。首を守りつつ、足を解除したい山中は、足が開くと腰をずらして起き上る。落とされそうになった世羅が、腕十字狙い転じる。ここで山中は腕を抜き、1分28秒でエスケープに成功した。

後攻の山中もバックを選び、四の字フックへ。胸を合わせに行った世羅の背中に乗り続ける山中は、立ち上がられてもフックを解かず前転からバックグラブをキープする。1分28秒間、世羅を逃さなかった山中は勝利を確定させると、腕十字に移行し残り時間1秒でタップを奪った。

「大貴とかイゴールみたいに一本取りたいのですが、これが僕の実力です。これまでいろいろな人にお世話になって習ってきたことを使って戦おうと思っていました。OTはRNCを狙いつつキープしようと思いました。勝ちが決まっていたので、モッティと青木さんがドローだったので僕は一本取ろうと思いました。色んな人のおかげで、優勝できました。本当にありがとうございます」と山中は話した。


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