【Pancrase316】本日、端貴代と戦うライカ──「MMAファイターとして認めて貰える試合がしたい」
【写真】もう5年ぐらい取材をさせてもらっているライカだが、『○○さんに名前聞いて、覚えましたよ。高島さん!!』とドラゴンボールのマスク越しに。この発言も、もう3度目ぐらいだ……(C)MMAPLANET
24日(日)、東京都江東区のスタジオイーストで開催されるPancrase316でライカが端貴代と対戦する。
計量後の取材中も、いつもと変わらず明るい彼女だが、この間に行ってきた調整など、女子ボクシングの世界で頂点を究め、MMAをイチからスタートさせた彼女の格闘技に対するスタンスが伺いしれた。
目標としていた端との試合では、MMAファイターとして認めてもらう試合をする──というライカ、周囲は彼女を既にMMAファイターと思っていることは間違いない。
──いつも明るく、元気なライカ選手です(笑)。こんな時期だからこそ、努めて明るく振舞われているということはありますか。
「振舞ってはいないんじゃないですか(笑)」
──地のままだと(笑)。今回の試合は人類が経験したことのない状況が続いています。コロナウィルス感染拡大後、どのように過ごされていましたか。
「ジムが休みになったりしても、いつでも試合ができるように自分で考えてやってきました。近くに1人で練習できる場所を借りたりして。ずっと古傷を抱えた状態で試合を続けてきたので、治療というか……休ませる時期がなかったです。なので、逆にチャンスと思ってリハビリ的なトレーニングをしていました。
より良くなるために何をするのか。コロナの状況で今までと同じ練習ができなくても、やれることがある。またデキるようになった時にパフォーマンスが上がっていることを考えて……それが正しいことかは分からなかったですけど、自分のなかで必要だと考えたことをやっていまいた」
──ライカ選手は天然キャラで自分たちも伝えさせてもらっていたのですが、それだけじゃないと読者の皆さんにも分かってもらえるかと思います。
「アハハハハ。ある意味、ようやく治すチャンスだとは思いました。だから長南会長から『ミットを持つから、ジムに来いよ』って誘っていただいたのですが、自分で練習したいことがあるのでってお断りしたんです。
自分でデキる練習、それって普段はなかなかできることじゃないので」
──もちろん、その考えにも同意しますが……長南さんの反応が気になるところです。
「凄く怒られました(笑)」
──いつ頃、長南さんとの練習は再開したのでしょうか。
「本当は6月からジムを開けることができるようになったので、自分はTribe Tokyo MMAの一般会員として他の会員さんと同じ時期に戻ろうと思っていたんです。その時になったらまた会長に練習を見てもらおうと。でも長南会長が入院されて……。結局、6月の終わりごろからですね、一緒にやらせていただいたのは」
──計画通り、パフォーマンスは上がっていましたか。
「いやいやいや……ボロカスに言われました(笑)。ダメでしたね……。もういつも通りで……。正直、まだ途中です。完調ではないので。それでもこの期間にできるようになったことはありますし、基本中の基本なんですけど……体は一番大切なことなので。
そこができないのにずっと試合をしていたから、デキることも限られていました。それが試合中のパフォーマンスに影響していました。自分のやりたいことをするには、治す必要があると思っていたので……良い時間を過ごさせてもらいました」
──そして、端貴代選手との一戦です。
「自分にとって端さんは、いつか戦いたいと思っていた相手です。やっと端さんに挑戦できるところまで来ることができました。自分はチャンピオンを目指しているので、絶対に越えないといけない存在です。
たまたまランキングは入れ替わっていますが、端さんと戦う私はチャレンジャーです」
──MMAファイターとして、何をぶつけたいですか。
「もちろんボクサー・ライカが持つ武器も全て出してきたいですけど、私はもうボクサーじゃなくてMMAファイターです。ボクシング、パンチだけと思われているかもしれないですが、もうそろそろMMAファイターとして認めて貰える試合がしたいです」
■ Pancrase316計量結果
<フェザー級/5分3R>
ISAO:65.8キロ
アキラ: 65.1キロ
<女子フライ級/5分3R>
ライカ: 56.4キロ
端貴代:56.15キロ
<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:77.3キロ
菊入正行:76.65キロ
<フライ級/5分3R>
杉山廣平:56.85キロ
有川直毅:56.9キロ
<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.4キロ
花レメ紋次郎TK:61.1キロ
<バンタム級/5分3R>
土肥潤:60.35キロ
関原翔:60.95キロ
<フェザー級/5分3R>
小森真誉:65.3キロ
透暉鷹:65.5キロ
<ライト級/5分3R>
平良信一:70.2キロ
葛西和希:70.05キロ
<フライ級/5分3R>
安永有希:56.95キロ
聡-S DATE:56.4キロ
<フェザー級/5分3R>
櫻井裕康:65.15キロ
風間敏臣:64.6キロ
<バンタム級/5分3R>
力也:60.8キロ
聖王DATE:60.2キロ
<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
山下剛:82.35キロ
廣野雄大:82.9キロ
<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
村元佑成:83.0キロ
荒井勇二:83.55キロ
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
春川広明:68.65キロ
中田大貴:69.85キロ
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
鹿志村仁之介:68.95キロ
狩野優:69.15キロ
<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
井上雄斗:65.1キロ
DARANI DATE:65.5キロ
<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
宮島夢都希:60.7キロ
大谷啓元:60.8キロ
<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
山中憲次:56.15キロ
井上暉也:56.45キロ
<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
田代悠生:56.3キロ
坪内一将:55,85キロ
<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
西村大輝:56,65キロ
梅川毒一郎:56.2キロ