【LFA85】ケビン・ナティヴィダッド、強烈右ストレートでスイッチヒッター=エストラーダを沈める
<バンタム級/5分3R>
ケビン・ナティヴィダッド(米国)
Def.2R1分37秒by KO
カイル・エストラーダ(米国)
タッチグローブ直後に右を放ったエストラーダ、スイッチして蹴りを織り交ぜ序盤から飛ばす。左ミドルを蹴られたナティヴィダッドのダブルレッグは切られ、ミドルとローを受ける。ナティヴィダッドはワンツーで前に出ようとし、エストラーダがヒザで迎え撃つ。左リードフックを当てたナティヴィダッドのダブルはまた切られ、エストラーダが左ミドル、右ローを蹴っていく。
左右のフックで前に出るナティヴィダッドは、左ミドルをブロックして右フックを打ち込む。近い距離での打撃戦のなかでナティヴィダッドがダブルレッグを仕掛けると、両者の頭がぶつかる。そのままケージにエストラーダを押し込んだナティヴィダッドは、左足を取ったところでエルボーの直撃を受ける。足をリリースしクリンチに移行したナティヴィダッドは細かいパンチ、ヒザ蹴りからエルボーを逆に打って距離を取り直した。
サウスポーから左ハイ、そのまま前に着地してオーソに戻して右ロー、もしくは右フックというパターンで攻めるエストラーダに対し、ナティヴィダッドも左リードフックを当て初回はタイムアップに。
2R、すぐに左右のパンチを交換した両者。エストラーダがテンカオを決める。ナティヴィダッドは右ボディから左フック、体を沈めて綺麗に打ち込む。ダッキングとダブルレッグの融合、そしてフェイクから左フックを当てたナティヴィダッドは、続いて右ストレートもヒットさせる。ナティヴィダッドはダブルのジャブで踏み込むと、エストラーダの右アッパーに右ストレートを打ち抜く。
アゴを打ち抜かれたエストラーダは、腰からキャンバスに崩れ落ち勝負は決した。「彼は左しかないと思って準備して、ボディを打ってガードが下がるようにしたんだ。でも頭とボディの間のキックを使って来たね。そこで中に入り左フックを打って打開した。カーフキックは効いたよ(笑)。でもローキックに対して、アリゾナ・コンバットクラブでしっかりと準備してきた。序盤は練習してきたことより、粗かった。この試合で多くのコトを学べたので、来週にはジムに戻ってトレーニングに活かすよ。誰がタイトルを持っている? 空位? とにかく試合に出続けるよ」と勝者は笑顔で話した。