【LFA85】「モンスターになる!!」。打撃&柔術でトロールに大勝したゴミスはバンタム級王者候補?!
<フェザー級/5分3R>
レアンドロ・ゴミス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ジェイコブ・トロール(米国)
左ジャブを伸ばすゴミスに対し、トロールが右フックを振るう。ゴミスのヒザ蹴りを受けながらシングルレッグに出たトロールだがテイクダウンは奪えない。サイドキックでトロールに尻もちをつかせたゴミスは飛びヒザ、トロールが組みつくとヒジを打ちつけオーバーフックで投げを狙う。そのまま引き込んだゴミスは、ヒザかエルボーでカットしたトロールの返り血を浴びながらクローズドガードを取る。
ガードの中からパンチを落としトロールは、ヒジを引き手首も取らせないように抑えつける。キムラクラッチから三角に移行したゴミスは2度に渡りスラムされ、クローズドに戻すが、直後にバタフライスイープを決める。足を捌かれ鉄槌を連打されたトロールの蹴り上げも、ゴミスはガードの中に収まり鉄槌、右のパンチを打ちつける。ワキを潜ってバックに回ったゴミスに対し、胸を合わせたトロールが右エルボーを入れたところで最初の5分が終わった。
2R、パンチの交換から接近戦となり、ゴミスのヒザ蹴りがトロールの急所を直撃する。うめき声を挙げてキャンバスに崩れるトロール。時間を置いて再開に応じたトロールは、思い切りパンチを振るいながら組みつく。離れたトロールに左ミドルを蹴り込んだゴミスが左ローから右フックを決める。ダブルに出たトロールをキムラでフリップしたゴミスは、そのまま頭をステップオーバーする。腕を外したゴミスが、サイドからマウントを狙う。足を戻したトロールの蹴り上げを警戒しながら勢いのあるパンチを落とすゴミス。トロールが胸への蹴り上げからスタンドに戻るが、右ハイを受けそうになる。
打撃では明らかにゴミスが優勢だが、トロールは前蹴りをキャッチしてダブルレッグへ。ケージにゴミスを押し込むトロールが、スラムでテイクダウン。ゴミスがクローズドガードを取り、トロールが上のままラウンド終了となった。
最終回、右オーバーハンドからダブルレッグのトロールに対し、ここもキムラクラッチから崩しクルスフィックスのゴミスは、クラッチを取ったままバックへ。腕を放し、マウントに移行したゴミスが肩固め。腕を抜いたトロールだがマウントを取られた状況が続く。体を捻り懸命に足を戻したトロールに対し、ゴミスはハーフで抑え枕でプレッシャーを掛ける。最後まで肩固めを伺いつつ、上腕を顔面に打ちつけたゴミスが判定勝ち──「ショートノーティスだけど、ここで試合ができて良かった。LFAに感謝している。KIGS MMAという最高の環境で、マスター・コルデイロに打撃を習ってきた。すぐにモンスターになるよ。僕は本来バンタム級だから、バンタム級でタイトルに挑戦した。LFAで3勝0敗だからね」とタイトル挑戦を宣言した。堀内佑馬と戦った時よりも、相当に柔術がMMAに収まっていたゴミスだ。