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【ONE】シンガポールの事実上のロックダウンを受け、4月の無観客・2大会の延期をチャトリCEOが発表

ONE【写真】2月28に続く、無観客シリーズは延期されることが決まった(C) MMAPLANET

6日(月・現地時間)、ONEのチャトリ・シットヨートン会長& CEOがSNSで新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けたシンガポール政府の方針を考慮し、17日(金・同)と24日(金・同)に予定されていた無観客大会の延期を明らかした。

4月10日のジャカルタ=ONE Infinity Series01と17日のONE111=クアラルンプール大会を解体&対戦カードをシャッフル、この両日と5月1日(金・同)および8日(金・同)にシンガポールで無観客のクローズドショーを開いて、ライブ配信を行うというONEの方針も修正が必要になった

シンガポールはソーシャルディスタンス政策を取り、台湾とともに封じ込みが成功しているという風に伝えられていた一方で、経路不明の感染者数がこのところ増加しており、4日(金・同)に明後日8日(水・同)から5月4日(月・同)まで職場、学校を閉鎖することを決めた。

ONEの本社があるシンガポールでは、これからの約1カ月間オフィスワークがテレワークに統一され、スーパーやコンビニ、食料店は屋台とともにテイクアウトのみ、そして美容院以外の小売店もクローズとなるロックダウン状態になるわけだ。

同時にONEは多国籍企業であり、出場選手だけでなくスタッフもアジア各国から集って興行を打つのだが、先月の24日から既にシンガポール政府は全ての短期滞在者の入国&トランジットを禁じており、労働ビザ保有者も保険・運輸など必要不可欠のサービス提供に従事する者のみの入国が許されている状態だ。また市民、永住者、長期ビザ所持者にしても入国後14日間の自宅待機措置が取られる。

このような状況でイベント開催が可能なわけはなく、今回のチャトリCEOの発表に至った。5月の2大会に関しては延期の決定は出されておらず、チャトリCEOは「自宅でテレワークに務めて、事態の悪化を防ぐべき。ONEも皆と手を取り合って、この事態に立ち向かい戦う」とSNSで書き綴っている。ロックダウンは当然として入国制限が解かれた日が、本来のONEを見ることができるタイミングとなるだろう。


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