【DEEP JEWELS28】粘る玉田から上を取り切り、バックグラブ奪取の古瀬が判定勝ちで決勝へ
【写真】腕十字を狙いにいく古瀬(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<DEEP JEWELSミクロ級T1回戦/5分2R>
古瀬美月(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.19-19(must 古瀬)
玉田育子(日本)
右ジャブを伸ばす古瀬、玉田はスイッチを繰り返しテイクダウンの機会を伺っているか。古瀬の前進に右フックを当てた玉田。古瀬はロー、ハイと攻撃を散らす。右フックを振るいながら、大きく姿勢を乱した玉田に右ロー、ワンツーを伸ばす古瀬だが組まれてケージに押しこまれる。頭を刈る古瀬に対し、深く頭を入れた玉田が太腿の裏でクラッチを組みテイクダウンに成功する。ガードの中からパンチを入れる玉田は、敢えて腕十字を仕掛けさせパウンドを連打──初回をリードした。
2R開始後、すぐに組んでいった玉田は逆にケージに押し込まれるが、体を入れ替える。右腕を差した玉田は右ヒザを入れ、ここからヒザをマットにつけてテイクダウンへ。これを潰してトップを取った古瀬が腕を越えてパンチを入れる、背中を預けながら立ち上がった玉田が、離れようとした古瀬に喰いついてケージに押し込む。ここからのボディロックテイクダウンを潰し、上を取った古瀬はそのまま背中に乗り、足をフックする。パンチを連打する古瀬、玉田は腰を一度は上げるが背中をもう一度伸ばされる。再び腰を上げ、正座状態にもっていった玉田だが、この間も古瀬のパンチが続く。
胸を合わせにいくために、手首を取って引き寄せた玉田の動きを利用した古瀬が腕十字へ。これを防ぎスクランブルに持ちこんだ玉田から上を取り切った古瀬が、そのままトップキープしタイムアップに。
3-0で勝利した古瀬がトーナメント決勝進出を決めた。