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【DEEP JEWELS42】ミドルとレスリングで優位に立ったイ・イェジが、古瀬美月をマスト判定3-0で下す

【写真】久しぶりのファイトで、確かなMMAファイターとしての成長を見せつけた (C)MATSUNAO KOKUBO

<アトム級/5分2R>
イ・イェジ(韓国)
Def.3-0:19-19.19-19.19-19 ※マスト判定はジャッジ3者ともイ・イェジ
古瀬美月(日本)

開始早々、古瀬が距離を詰める。互いに前蹴りを繰り出したあと、イ・イェジが古瀬の蹴り足をつかんでドライブする。古瀬も一度は体勢を入れ替えたが、イ・イェジが右腕を押し上げてケージに押し込み続ける。差し合いから古瀬がイ・イェジをケージに押し込み。ボディロックからテイクダウンを狙う。しかしイ・イェジは立ち上がると、古瀬のダブルレッグをスプロールして、再びケージまでドライブした。右腕を差し上げて揺さぶりつつ、ボディにヒザを突き刺す。パンチを上下に散らして差し合いを制するイ・イェジは、シングルレッグからパンチを上下に散らしていく。ここでレフェリーがブレイクをかける。

ケージ中央に戻ると打撃の交換から、イ・イェジが古瀬の右足をすくいながらドライブし、右腕を差し入れてケージに押し込む。なんとかイ・イェジの顔面を引きはがそうとする古瀬だが、ここでまたもレフェリーがブレイクをかける。ケージ中央で古瀬が前蹴りから飛び込んだが、ここでトップを奪ったのはイ・イェジだ。古瀬も下からイ・イェジの右腕に腕十字を仕掛けるも、極めることはできず。そのままイ・イェジはトップから抑え込んで初回を終えた。

最終回、イ・イェジが右カーフキックを連続で当てる。左右のミドルをボディに突き刺したイ・イェジが組みつくも、ここで古瀬が左腕を差し入れてケージに押し込んでいく。しかしイ・イェジが体勢を入れ替えて、古瀬はウィザーで耐える。イ・イェジはシングルレッグを狙うも捕えきれず。古瀬がケージから離れた。ケージ中央でイ・イェジが左右のミドルを当てる。古瀬の右ストレートをもらったイ・イェジが組んでケージへドライブした。イ・イェジケージに押し込みながら右フックを古瀬の顔面に叩き込む。

ウィザーの古瀬からクリーンテイクダウンを奪ったイ・イェジに対し、古瀬は下から足を利かせ、イ・イェジの左足を抑えながら立ち上がる。バックをうかがう古瀬がパンチで削りながら、イ・イェジに尻もちを着かせた。さらにパスからバックに回った古瀬が、ボディロックからイ・イェジに背中を着かせる。すぐにスクランブルに持ち込んだイ・イェジに対し、立ち上がった古瀬はギロチンへ。頭を抜いたイ・イェジが鉄槌を落としていった。

裁定はジャッジ尾3者ともドローとなったが、マスト判定はいずれもイ・イェジに。勝利したイ・イェジはマイクを握り、日本語で挨拶。ケージサイドに座っていた過去に対戦経験のある、しなしさとこと握手を交わした。


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