【Bellator243】世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマが、ゲガール・ムサシとミドル級王座決定戦
【写真】ムサシは王座返り咲き、リマは2階級制覇を目指す世界ミドル級王座決定戦が決まった (C)BELLATOR
11日(金・現地時間)、Bellatorが5月9日(土・同)にカリフォルニア州サンノゼのSPAセンターで開催されるBellator243で、ゲガール・ムサシとドゥグラス・リマの間でベラトール世界ミドル級王座決定戦を行うことを発表した。
同王座はラファエル・ロバトJrが返上を発表したばかりで、また世界ウェルター級王者リマは契約を更新した直後に、今回の2階級制覇が掛った試合が決まった。
Strikeforce以来スコット・コーカーのお膝元といえるサンノゼSPAセンター大会だけあって、同大会では既にベラトール世界ライトヘビー級王者ライアン・ベイダーが、ワジム・ネムコフの挑戦を受けることが決まっており、ビッグイベントになりそうだ。
ムサシとリマが争うミドル級のベルトは、2018年5月に前者がUFCからベラトールに転じて2戦目にハファエル・カルバーリョを下し獲得しており、昨年6月にロバトJrに敗れ王座を明け渡していた。この間、ムサシは王座防衛を1度果たしていて、その相手が当時のウェルター級世界王者ローリー・マクドナルドだった。
このチャンプ・チャンプ対決はムサシがロリマクを寄せ付けず、2Rにパウンドアウトしている。一階級上の王者の勝利は順当に見られ、決して得なマッチアップとはいえないが、王座奪回を目指しムサシは再び1階級下の現世界王者との対戦を受けたことになる。
ロリマクに関しては、このチャンプ・チャンプ対決からのウェルター級ワールドGPという厳しい試合の波に、もはや精神的にも限界に追い込まれた感もあったが、リマはワールドGP勝者として1階級上の元王者と戦い、かつ新規契約の初戦ということで精神状況は比較にならないほど充実しているに違いない。
とはいってライトヘビー級でも戦えるムサシとの対戦は、タフ以外どのような言葉に置き換えることも不可能だ。好待遇&重労働、リマのベラトール・チャンピオン・ロードが始まる。