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【Bellator】世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマ&女子フライ級王者マクファーレン、契約延長

Lima & Ilima Lei【写真】リマとマクファーレンが契約延長、サークルケイジがまさにホームとなっている (C)BELLATOR

10日(月・現地時間)、ラファエル・ロバトJrの世界ミドル級王座返上を発表したBellatorが、同日に世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマと世界女子フライ級王者イルマレイ・マクファーレンとの契約延長をアナウンスしている。

リマは2011年9月にキャリア19勝4敗という戦績を引っさげて、トーナメント・フォーマットを用いていたベラトールと契約。いきなりシーズン5ウェルター級Tで優勝すると、ベン・アスクレンの持つ世界ウェルター級王座に挑戦も判定負けを喫する。シーズン8で再びトーナメントを制し、今度はリック・ホーンと空位となった王座を争い、ベルトをその腰に巻いた。


しかし、王座獲得から1年3カ月後の2016年7月にアンドレイ・コレシュコフとの初防衛戦に敗れ、丸腰に。それでも同年11月にリベンジを達成し2度目の王座戴冠。さらに2018年1月にはローリー・マクドナルドと歴史残る激戦の末再びタイトルを失ったが、記憶も新しい昨年10月のウェルター級ワールドGP決勝でロリ・マクを倒し、優勝賞金100万ドルとベルトを手中に収めている。

一方、マクファーレンは2015年8月にキャリア2戦目からベラトールで戦うようになり、サークルケイジで4連勝(通戦績算5勝0敗)、2017年11月にエミリー・ダコートと初代世界女子フライ級王座決定戦を戦う。この試合で腕ひしぎ腕固めで勝利しベルトを手にすると、これまでに4度の防衛に成功している。ハワイ出身で、今やベラトールのホノルル興行に欠かせない存在となっている。

そんな両チャンピオンとの契約延長に関して、スコット・コーカーは以下のようなコメントをリリースに寄せている。

スコット・コーカー
「ドゥグラス・リマとイリマレイ・マクファーレンは、ベラトール支配下選手にあって最も階級を支配している2人だ。彼らはキャリアの積み重ね始める段階でベラトールにデビューし、自分たちの階級でトップに上り詰め、プロモーションの代表として活躍している。チャンピオンとして全てのチャレンジャーの挑戦を受け、全ての試合で勝利してきた。彼らが我々とキャリアをさらに積み上げていくところを見続けたい」

かつてはベラトールの世界王者になってからも、UFC転出を熱望するチャンピオンは決して少なくなかったが、今やベラトールでキャリアを全うするという考えの選手が増えている。ベラトールのUFCとはまた違った価値観が、ファイターの間で浸透しているといえるだろう。

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