【UFC247】無敗レイエスの挑戦を受けるジョン・ジョーンズ「できるだけ数多く蹴って、殴るのがファイト」
【写真】 このところ2度の防衛戦が判定勝ち、試合内容も印象的でないという声が囁かれるようになったジョン・ジョーンズだが、それでも2試合とも危ない場面がなかったことも確かだ(C)Zuffa/UFC
3日(月・現地時間)、8日(土・同)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC247「Jones vs Reyes」のメディア・カンファレンス・コールが行われた。
ここでは2018年12月に2度目の獲得となったUFC世界ライトヘビー級王座、通算10度目の王座防衛戦で、ドミニク・レイエスの挑戦を受けるジョン・ジョーンズのコメントを紹介したい(※要約)。
「対戦相手として、ドミニク・レイエスのことは好きだよ。何が良いかって、それは無敗であること。負け知らずの人間が、僕の前に現れるのは楽しみだ。ドミニクは一流の雰囲気を醸し出している。そんな彼に初めて敗北を味合わせるのって最高じゃないか。
俺の仕事はケージで圧倒すること。ドミニクがUFCに合流した時、僕はもうチャンピオンだったんだ。若いころの僕は自信過剰だったから負けかけたこともある。今は全ての試合をシリアスに考えている。大きなパズルを創り上げるようにね。
(アンソニー・スミスとチアゴ・サントス戦の内容が良くなかったと指摘されることに)皆、アンソニー・スミスが僕と戦うまで、どれだけのパフォーマンスをしていたのかを忘れてしまうんだ。チアゴ・サントスはKO勝ちばかりしていた選手だ。仮に僕が彼らを完膚なきまでにぶっ潰せなくても、価値ある勝利なんだ。ドミニクはこれまでの試合でずっと喝采を受けてきたけど、この試合の後には『まだまだだったな』って言われるだろう。だから、勝てればそれでハッピーだよ。
今回の試合は僕にとっても素晴らしい戦いになる。ドミニクは無敗で、現状で最もタフな挑戦者だ。彼にはフィニッシュする力がある。おっかない試合になるだろうし、だからこの試合は最高なんだ。ファイトはファイトだ。多くの人間が新しいスタイルに拘っているけど、できるだけ数多く蹴って、数多く殴るのがファイトだ。
(今年ヘビー級で戦うつもりはないのかという問いに)ヘビー級で戦うことは考えていないけど、この体で一番動けるのは何級が理解している。ヘビー級で戦うには体重を増やして、そこから強化しないといけなくなる。そうなると心肺機能はどうなるのか。重いクラスで戦うというのはそういうことなんだ。僕の兄弟は州で最強のヘビー級レスラーだった。高校の時はずっとボコボコにされていた。
今年は3試合戦いたい。土曜日の夜に勝って、次は1年の中盤に海外で戦ってみたいんだ。そして年末はベガスだ。海外はどこで戦いたいというのはないけど、豪州はファンも熱狂的だし、一つの案としてあり得るね」
■ UFC247対戦カード
<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・ジョーンズ(米国)
[挑戦者]ドミニク・レイエス(米国)
<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
[挑戦者] ケイトリン・チューケイギアン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
ジュアン・アダムス(米国)
<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
ミルサッド・ベキッチ(ボスニア)
<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)
<ミドル級/5分3R>
トレヴィン・ジェイルス(米国)
アントニオ・アローヨ(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー(米国)
ローレン・マーフィー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
カリン・ウィリアムス(米国)
<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ドミンゴ・ピラルテ(米国)
ジョーニー・ニューソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
アンドレ・イーウェル(米国)
ジョナサン・マルチネス(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
オースティン・リンゴ(米国)
ユーゼフ・バラル(米国)