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【TORAO】闘裸男が自前のケージ所有へ。5月24日に周南市、11月1日に博多でケージ修斗開催!!

TORAO CAGE【写真】協賛企業のロゴがプリントされた闘裸男ケージキャンバスの原案だ(C)TORAO NATION STATE

12日(日)、プロ修斗公式戦を中国・四国、九州地方で開催するTORAO NATION STATEから、2020年の年間スケジュールと自前のケージ導入というニュースが飛び込んできた。

今やケージ使用が中心、アマ修斗全日本大会もケージが用いられている修斗ににあって、ケージ公式戦を始めて開催したのが闘裸男だ。2015年6月の広島市中小企業会館でケージ大会を開いた闘裸男の山本陽一代表は、その後2018年7月に山口県周南市で毛利道場の協力を経て2度目のケージ大会、昨年6月には北九州でも初のケージ修斗を開いてきた。


TNSでは四国=高松大会ではリング使用のFORCEを行なっているが、2020年はその四国大会が3月29日(木)と12月13日(日)に高松市シンボルタワーで開かれ、5月24日(日)に山口県周南市内、11月1日(日)に博多市のアクロス福岡の2大会でケージが用いられる。

2015年はランバー・ソムデートM16、2018年は摩嶋一整&毛利昭彦、昨年の九州では田村ヒビキが環太平洋王座に挑むという特別感のあるケージ修斗を開催してきたが、今年よりTSNでは自前のケージを使用することもあり、金網でのMMAがより身近でありスペシャルではない状況が整うこととなった。

上に挙げたマットの原案から分かるように山本代表の地元である岡山県津山の企業、また元パラエストラ広島所属で第1回ケージ大会にも出場していた亀井達朗氏の会社など「昔から応援してくれた方」(山本代表)の協賛により、今回のケージ所有はなった。

そのケージはTRIBE.TOKYO.MMAの長南亮代表より譲りうけることになるそうで、「長南さんがケージを安く譲ってくださいます。本当にありがたいです。デザインさせてもらったのは昔からお世話になった企業で、今回もケージ修繕のために協力してくださいました。このマットの原案は闘裸男の未来を支えてくださった方たちと、これからも先に進んでいきたいという想いを込めました」と山本代表は語る。

アマ修斗との連動もあり、野瀬翔平、野尻定吉ら新鋭を始め、これらの地域在住のファイターにとって欠かせない闘裸男は修斗だけなく、中国・四国&九州のMMAを支える屋台骨といえる。ここで育った選手が中央で結果を残すことが、今後の闘裸男の発展につながる。5月の山口・周南大会、11月の福岡・博多大会まで、闘裸男シューターが首都圏や大阪でどれだけ結果を残すのかも注視して、この2つのケージ修斗の開催を待ちたい。

「どれだけ地方在住の選手が喜んでくれるか。それを想うと僕も本当に嬉しい」と言う山本代表の言葉は沖縄のプロ修斗&パンクラス、青森のGFG、札幌のパンクラス&PFCにも通じる。ケージ使用は地方在住の選手たちの想いの結晶だ。だからこそ──その場で経験を積む選手たちのさらなる成長を期待したい。

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