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【WJJC2018】ルースター級、芝本幸司─01─「欧州とパンを優勝して迎えたいというイメージを持ってた」

Koji Shibamoto【写真】コンペ練でライトフェザー級に出場する嶋田裕太とスパーリングをする芝本(C) MMAPLANET

30日(水・現地時間)から6月3日(日・同)にかけてブラジリアン柔術世界選手権=ムンジアルが、カリフォルニア州ロングビーチで開催される。

2011年よりルースター級で出場してきた芝本幸司は昨年のムンジアルを負傷欠場した。その後、アジアで優勝、ヨーロピアンは3位、そしてパン柔術は準優勝という結果で今大会に挑む。

ブルーノ・マルファシーニ、カイオ・テハという二大巨頭を筆頭に17名もの参加者が集まるようになったルースター級、芝本にムンジアルに臨む心境を尋ねた。


──ムンジアルが1週間後に迫ってきましたが、今のコンディションはいかがですか。

「体調もメンタル面も、試合に向けて順調に調整できています」

──現地入りは何日になるのでしょうか。

「31日の木曜日ですね」

──金曜日に1日置いて、土曜日から試合というスケジュールに。

「海外の大会はこのパターンですね。これで体調面に悪影響が出たりすることはなかったので、ずっとこのスケジュールでやっています」

──時差の調整というのは、日本にいる間にしているのでしょうか。

「いえ、向うに着いてから中1日あるので、この1日で調整できます。ある意味、試合の緊張感だとかも影響しているのでしょうね。逆に帰国してから2週間ほど体調が優れないので。中途半端に早く現地入りする方が、私の場合は調整し辛いかなというのはあります」

──昨年、ムンジアルは負傷欠場でした。その分、今回に賭ける気持ちが大きくなるというのはありますか。

「去年、出られなかった時は色々なことを考えました。なので今年は出場できることに対して、色々なことに感謝して大事に試合がしたいと思う──かなと思っていたのですが、そうでもなかったです(笑)」

──アハハハハ。

「本当に痛みとかって、時間が経つと忘れてしまうのか、ヒザの状態も全く気にしないで良いぐらい回復しています。去年は出なかったということよりも、目の前の試合として全部勝ちに行きたい。そういう気持ちだけですね。自分のパフォーマンスをどれだけ発揮できるかに賭けたいです」

──特別ではなく、通常のムンジアル・モードだと。

「ハイ。とにかく今年のこの大会で一番強いということを証明したいだけです」

──そのムンジアルへ向け、昨年のアジアで優勝、ヨーロピアンは3位、パンが準優勝という結果を踏まえて挑むことになります。ムンジアルでは昨年の茶帯世界王者のイアゴ・ガマにアドバンで敗れ、アジアとパンの決勝では橋本知之選手と1勝1敗、どちらもアドバン差での決着でした。

「アジアに勝ち、あの時点で世界選手権にはヨーロピアンとパン、全てで優勝して迎えたいというイメージを持っていました。そしてヨーロピアンとパンで順位はともかくとして、負けたということに関して……何て言うのか、自分のなかでモチベーションが落ちてしまう感覚がありました」

──それは自分への信頼度が落ちたということでしょうか。

「基本的に普段の練習も生活も妥協なくなってきていますので、自分に対しての信頼が落ちるということはないのですが、何が足らないんだろうという想いになりました。自分に何が足りないから結果が得られないのか。じゃあ、何をやれば良いのかということで迷ってしまうというのはありました。

特にヨーロピアンのイアゴ戦も、負けておいて言うべきことじゃないかと思うのですが、組み合って負ける相手とは思えなかったです。でも、結果として負けた。パン柔術の橋本選手との試合も、アジアでは勝てた相手に圧倒されるわけでないのに、また負けた。自分のやってきたことと結果が噛み合わない、そのバランスが崩れたことで、メンタルとパフォーマンスも崩れた感じになる……そんな風でしたね」

──ブルーノ・マルファシーニ、カイオ・テハ以下の面々は、勝ち負けを繰り返すような混戦状態にあるような気がします。

「そうですね……。展開次第で、試合結果も変わるでしょうね。言ってみれば、自分が誰とやっても圧倒できるレベルにいけば違う結果を出せます。ただし、急に強くなることはできないので、今の自分が持っているパフォーマンスのなかで結果を出すことが必要になります。

それを今回の世界選手でどのように出すことできるか。ヨーロピアンとパンで負けたからこそ、現時点での弱さをしっかりと把握できました。なので、良い意味で気持ちを切り替えて勝ちに行きたいと思います」

──ルースターもついに出場選手が17人となりました。人数が増えると、トーナメントを勝ち上がる戦略的なモノがこれまでと変わるということありますか。

「いえ、私は2011年から黒帯で世界選手権を出てきましたが、土曜日に戦わないことはなかったです。ずっと土曜日から試合をして、2日目を迎えているので、そこはあまり関係ないです」

<この項、続く

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