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【UFC FOX29】ディエゴ・リマと対戦、岡見勇信「これで上手くいかないなら、それまで」

Yushin Okami【写真】ウェルター級でUFCを戦う。いよいよ、その刻が迫ってきた岡見勇信。現地でもリラックスできているようだ(C)ON THE ROAD MANAGEMENT

14日(土・現地時間)にアリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナで開催されるUFC on FOX29「Poirier vs Gaethje」。

今大会で岡見勇信がディエゴ・リマと対戦する。昨年9月のUFC JAPANでのオクタゴン復帰から半年、ウェルター級という自らの階級でリマと対戦する岡見の現地からの声をお届けしたい。

境地、集大成――という言葉が聞かれた岡見、彼の最後の挑戦が始まる。


Okami――米国でのUFCファイトウィーク、懐かしいモノがあるのではないですか。

「それが知っている人間がもういなくなっているので、『帰ってきた』という感情はないですね。本当に誰も知らないので、去年の7月にPFLに出た時の方がUFCで働いていた顔見知りのスタッフが多かったです(笑)」

――ハハハハ。時代が流れているのですね。

「それでもUFCは全てにおいてシステマチックで、何もかもスムーズにスケジュールが進んでやっぱり大したモノですね。素晴らしいです。やはりUFCです」

――9月のUFC復帰から、ウェルター級の初戦まで半年インターバルがありました。

「もう1度勝負できるチャンスがあると聞いていたので、何も言い訳ができないウェルター級での試合だし、声が掛かるまでしっかりと準備をしようということだけでした。

WSOFの終盤、PFLの時から築き上げてきたモノ、自分の方向性である動きを確立してきました。ただ、試合まで8週間は時間が欲しいというのは伝えていました。それが11週間前のオファーだったし、そこはもう問題なかったです」

――北米のFOX大会、やはり岡見勇信はリスペクトされていると思いました。

「う~ん、PPVなのかファイトナイトなのかとか気にしていなかったですし、声が掛かったところで試合をするだけでした。ただ、米国大会というのは嬉しかったのとブラジルでなかったことは良かったです(笑)」

――やはりブラジルは避けたいと。対戦相手のディエゴ・リマですが、私などはリマというとお兄さんのBellator王者だったドゥグラス・リマを思い出してしまいます。28歳でTUFに2度出ている選手ですが、どのような印象を持っていますか。

「10歳下ですよね。最初はピンと来ていなかったです。若いなりに経験を積んでいる選手ですけど、彼も前回負けているので互いに生き残りマッチになります。勝てば残れる、負けると終わり。

UFCに弱い選手はいないです。テクニックがあって、打撃、レスリング、柔術と全ての局面においてある程度のことはできる。そんなディエゴ・リマの全体的な攻撃に付き合わないのが一つのテーマです。自分のストロングポイントで、彼のウェルラウンダー的な攻撃を突破していくという感じですね」

――つまり、それは組んで倒して、削るということですか。

「そこは絶対です。そうやって潰していくのが自分のストロングポイントなので、勝つためには絶対に必要なことです。そのためにどう持っていくのか、この自分の戦いに対してやっと迷いなく臨めるようになりました」

――迷いというのは?

「僕の場合は打撃で攻めて、お客さんを沸かせるとか、それが自分の理想ではあったのですが、もうそういうことは考えずに自分のやることを全うする。そういう風に迷いがなくなりました。

ただ、練習の時とはまた欲が出てきて『やってやろうか』ってなるんです(苦笑)。そこを自制して、しっかりとキャンプも終えることができました。この迷いがないのは、気持ちが楽ですね」

――実は理想としていた戦いが、本当の意味で理想ではなかったわけですね。

「その通りだと思います。だから今は本当に充実しています。練習の時に感じた欲、これがあったからまた学ぶことができました。ほんと、あの欲が出たのが試合の時でなくて良かったです。まぁ、試合で欲が出るタイプだったら、また違う戦いができていたとは思いますけどね(笑)」

――アハハは。そこがもう達観できたと。

「実は僕自身もこれだけ充実したキャンプが送れて、迷いがないということが逆に心配でもあるんです。ただ、もうここまで10何年とMMAをやってきて、やっと得ることができた境地なので、もうこれで通用しないならしょうがないというのはあります。

もちろん勝つために戦いますけど、これで上手くいかないなら、それまでだと。そういう気持ちではいます」

――ずっとMMAを見てきたファンにとっても、岡見選手の1試合、1試合を見ることが大切な時間になってくると思います。

「ここまで格闘技をやってきて、岡見勇信の集大成になってきています。先のことは考えていないです。ディエゴ・リマのことしか見ていません。本当の意味で、全てを出し尽くして何が何でも勝ちに行くので、応援してくださるファンの皆さんにはそういう姿勢を見てほしいです。応援よろしくお願いします」

■UFC FOX29対戦カード

<ライト級/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ダスティン・ポイエー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カーロス・コンディット(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
コートニー・ケイシー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
ティム・ボッシュ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アージャン・ブララ(カナダ)
アダム・ビチョレク(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
ジョン・モラガ(米国)
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
岡見勇信(日本)
ディエゴ・リマ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ルーク・サンダース(米国)
パトリック・ウィリアムス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
シェイナ・ドブソン(米国)
ローレン・ミューラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス(メキシコ)
マチュー・ロペス(米国)

<ミドル級/5分3R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
アルバート・モラレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ジルベウト・バーンズ(ブラジル)
ダン・モレット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
リッキー・レイニー(米国)

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