この星の格闘技を追いかける

【KSW42】打撃で削り、テイクダウンを切ったウォランスキがコペラから判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
フィリップ・ウォランスキ(ポーランド)
Def.3-0
バルトミ・コペラ(ポーランド)

キャリア10勝2敗のウォランスキが左ハイ、同じく9勝3敗のコペラはダブルで左ジャブを見せる。ローの蹴り合いに続き、コペラがワンツーで前に。ステップバックしたウォランスキは間合いを取り直し、アッパーからワンツーを当てる。ウォランスキは左のパンチも伸びる。コペラは左フックも、ウォランスキが右ハイを狙う。スピード&パワーのあるキックボクシングは、ウォランスキが有利か。

そのウォランスキがアイポークがあったとアピールし、試合が中断する。再開後、ウォランスキが左フックをヒットさせる。コペラは蹴り足をキャッチして、そのままテイクダウンへ。スクランブルからバックを制し、前方に落とされそうになるとオモプラッタにウォランスキを捉える。腕を抜いて立ちがったウォランスキに続き、コペラもスタンドへ戻る。残り30秒、ウォランスキは左ミドルハイ。コペラがブロックすると、ウォランスキが左右のローを蹴っていった。

2R、左フックから右を当てたコペラ。ウォランスキがローを初回同様に蹴っていく。左ローに続き、左ジャブを入れたウォランスキが左ハイを当てる。さらに左ジャブを連続で届かせるウォランスキが右フック、続いて左ストレートを打ち込む。コペラは左を被弾することが多くなり、蹴り足を抱えてテイクダウン。すぐにウォランスキが立ち上がり、胸を合わさせて離れる。

残り2分となり、ウォランスキの打撃の圧が強くなる。右アッパー、ワンツーから左ロー、右アッパー、左ストレートでウォランスキがコペラを攻め立てる。下を向いたコペラに右アッパーを打ち込むウォランスキの右フックでコペラが下がる。連打を受け、テイクダウン狙いから引き込んだコペラにパンチ、鉄槌を落とすウォランスキ。コペラの三角絞めを潰して鉄槌を連打し、ウォランスキがビッグラウンドとした。

最終回、コペラのシングルを切ったウォランスキが左ローを連続で蹴り、左ハイへ。コペラは打撃の圧力に負けて、遠い位置からシングルを狙う。ウォランスキががぶると、コペラは背中をつけてガードを取る。立ってローを蹴るウォランスキ、レフェリーがコペラを立たせる。左フック、右ストレートをヒットさせたウォランスキに対し、コペラも右フックを当てるが後が続かない。

シングルレッグをウォランスキがスプロールしてパンチを入れると、コペラがまたも引き込みレフェリーに立たされる。打撃で押され、テイクダウンが決まらないコペラは、パンチがどうしても大きくなる。ウォランスキが左ジャブ、テイクダウンを切ったところアッパーを打たれても、もう威力がないのかそのまま距離をつけてパンチを振るっていく。最後は足を使ってコペラを翻弄したウォランスキが、判定勝ちし12勝目を挙げた。

PR
PR

関連記事

Movie