【写真】TUF優勝者の日本のMMA大会出場は、ジョナサン・ブルッキンズ、エフライン・エスクデロに続き3人目となるフランサ(C)MMAPLANET

1日（木）、4日（日）に東京都台東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase293に出場するブラジリアン・ファイター＝ヒカルド・チルローニ、グライコ・フランサ、バーバラ・アシオリが渋谷区の和術慧舟會HEARTSで公開練習を行った。

今回はTUFブラジル・シーズン04優勝で手塚裕之と対戦するグライコ・フランサが共同取材で話したことを紹介したい（※要約）

マウリシオ・ショーグンとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ（※アンデウソン・シウバの降板によりエピソード03から代役）がコーチを務めたTUFブラジルで、今もUFCファイターのジョアキム・シウバや、同門ナザレノ・マレガリエに勝利しているフェルナンド・ブルーノを倒し優勝を果たしているフランサ。

そのブルーノ戦を含めオクタゴンでは1勝2敗でリリースされたが、2敗のうち1つの黒星は超新星グレゴール・ギレスピーに喫したモノだ。それも現在キャリア11連勝中のギレスピーがたった2度しか経験していない判定勝ちの相手がフランサだった。

UFC後はライト級からウェルター級に階級を上げて4連勝中のフランサは、「ハートを見て欲しい」と静かに語る。その様子に実力者ぶりが伝わってきた──要注目のファイターだ。

ハートが強いという本人の言葉通り、まるで動じることがないような表情をしていた

「僕もハファエル・シウバのセコンドで日本にやってきたことがあるけど、試合をするのは初めてだよ。日本で戦うことは夢だったから、この機会を与えてもらって感謝している。多くのMMAの偉大な選手が戦ってきた国で戦えることが嬉しい」

──日本で戦ってきた選手で目標する選手はいましたか。

「本当に多くの選手がいたけど、特に尊敬しているのはマウリシオ・ショーグンだね。TUFブラジル04で、僕はショーグンのチームだったからその時に一緒に練習することができたんだ。そしてTUFでは優勝し、今でも連絡を取り合っているよ」

──ではUFCファイトパスで全米に中継されるパンクラスで勝利して、UFCに戻りたいという希望を持っているのですか。

「ファイトパスでの試合は重要だ。ハファエル・シウバとも話をしたことがあるけど、パンクラスで結果を残せばまた色々な扉が開くことになるだろう。UFCもそのうちの一つだけど、残念ながらブラジルではファイトパスは視聴できないんだよね。でも、違う方法でパンクラスの試合は見ているよ（笑）」

──では手塚選手の印象を教えてください。

「ヒロユキ・テヅカは打撃が強いね。レスリングもグラウンドもできるけど、打撃が一番だね。ただ、寝技も打撃もしっかりとトレーニングしてきた。遠いブラジルから日本に来たんだから、負けるわけにはいかないよ。

アグレッシブに攻めて主導権を握る。一本かKOかは試合の流れによるし、判定になることもあるだろう。とにかく、アグレッシブに攻め続けたい。日本のファンには、ハートで戦うところ、絶対に諦めない心を見て欲しい」

■ Pancrase293対戦カード

＜フライ級KOPT／5分5R＞
[王者]仙三（日本）
[挑戦者]若松佑弥（日本）

＜ライト級／5分3R＞
アキラ（日本）
ヒカルド・チルローニ（日本）

＜女子ストロー級／5分3R＞
三浦彩佳（日本）
ソ・イェダム（韓国）

＜フライ級／5分3R＞
小川徹（日本）
翔兵（日本）

＜ウェルター級／5分3R＞
手塚裕之（日本）
グライコ・フランサ（ブラジル）

＜フライ級／5分3R＞
端貴代（日本）
バーバラ・アシオリ（ブラジル）

＜フェザー級／5分3R＞
コンバ王子（日本）
イズマエル・ボンフィン（ブラジル）

＜ウェルター級／3分3R＞
GONO（日本）
脇本恭平（日本）

＜ライト級／3分3R＞
網潤太郎（日本）
丸山数馬（日本）

＜ストロー級／3分3R＞
リトル（日本）
高島俊哉（日本）

＜バンタム級／3分3R＞
合島大樹（日本）
河村泰博（日本）

＜バンタム級／3分3R＞
神田T800周一（日本）
林太陽（日本）

＜フライ級／3分3R＞
廣中克至（日本）
水谷健人（日本）

＜OPライト級／3分3R＞
上田淳志（日本）
深谷誠（日本）

＜OPフェザー級／3分3R＞
齋藤拓矢（日本）
渡辺譲明（日本）

＜OPフェザー級／3分3R＞
手塚勇太（日本）
DARANI DATE（日本）

＜OPバンタム級／3分3R＞
萩原一貴（日本）
坂本瑞氣（日本）

＜OPバンタム級／3分3R＞
中村龍之（日本）
立花恵介（日本）

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