【写真】前半は青柳が押していたようにも見えていただけに、後半の失速は残念(C)ONE

＜バンタム級(※65.8キロ)／5分3R＞
エルデネバヤル・ツォルモン（モンゴル）
Def.3-0
青柳克明（日本）

青柳がガードを固めて距離を詰める。右カーフからワンツー、さらに左フックを返す青柳。打ち合いではエルデネバヤルの左フックを当てるも、青柳が手数で上回る。エルデネバヤルのワンツーをブロックしたエルデネバヤルが右カーフ、左フックを当てた。右ストレートを打ち下した青柳に対し、エルデネバヤルがフェイントをかけながら圧を強めていく。

左ジャブ、ワンツーを受けた青柳が猛然と打ち返す。ワンツーから左右フックへ。右ストレートもエルデネバヤルの顔面を捕らえる。エルデネバヤルの左で青柳が足を滑らせた。青柳をコーナーに詰めたエルデネバヤルの右が当たる。青柳がロープを背負わされる場面が増えるが、左ジャブから右フック、右カーフで押し返し、左右フックを振っていった。

2R、青柳が左ボディジャブを突いたあと、エルデネバヤルは左フックを空振り。距離を詰めてパンチを振るう青柳に対し、エルデネバヤルは右ローを連打するが、青柳のプレスを止めることができない。青柳は左右ストレート、フック、アッパーで攻め立てる。クリーンヒットを防いだエルデネバヤルがリング中央に戻り、互いに見合う展開が続いたためレフェリーが両者に注意を与えた。

再開されると、青柳が左ジャブを突きながら前に出る。エルデネバヤルが左ジャブから体を振り、左インローを放ったがローブローに。青柳に休憩が与えられて試合は再開。一気に青柳が距離を詰め、右アッパーを浴びせる。

さらに右カーフで相手のバランスを崩していく。左足を引きずりながら打ち返すエルデネバヤルにワンツーを伸ばしていく青柳。左ジャブの突き合いから、右オーバーハンドを振るう青柳に、エルデネバヤルも左ジャブ、右クロスを返す。残り10秒でエルデネバヤルが首相撲からヒザを突き上げた。

最終回、左ジャブを差し合いで相手を下がらせた青柳は右カーフを打ち込む。エルデネバヤルがプレスをかけてリング中央に戻ると、青柳がシングルレッグでエルデネバヤルに尻もちを着かせた。エルデネバヤルはスイープからバックに回る。青柳も立ち上がって胸を合わせるも、エルデネバヤルが両ワキをすくい上げてテイクダウンした。

背中を着かされた青柳はレッスルアップからスタンドに戻る。疲労が見える青柳に、エルデネバヤルが左ジャブから右ボディを突き刺す。上下に蹴りを散らして青柳をロープに詰めるエルデネバヤル。左ミドルを決め、左ジャブ、左ヒザとエルデネバヤルが攻め続ける。青柳も右クロスを返し、左ジャブを突き続けた。

青柳は序盤こそエルデネバヤルを攻め立てたものの、最終回は疲労からか印象としては相手のほうが上か。結果、エルデネバヤルの判定勝ち。青柳はONEデビューから2連勝後の2連敗を喫した。

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