【Pancrase X DEEP】47歳・中尾受太郎が近藤有己とのレジェンド対決でKO勝ち。対抗戦はDEEPの4連勝
【写真】レジェンド対決、その戦績の積み方も違い──中尾の方がコンディションが良さそうだった (C)MMAPLANET
24日、兵庫県尼崎市のアルカイックホールで開催されたPancrase vs DEEPレポート。第3弾は対抗戦から大将戦、中尾受太郎×近藤有己戦の模様を。
<対抗戦・大将戦ウェルター級/3分3R>
中尾受太郎(日本)
Def.2R0分57秒by TKO
近藤有己(日本)
日本のレジェンド対決といっても過言でない一戦。近藤のローキックに対し、中尾が右を放っていく。そこに近藤が右を返し、左につなげると中尾は前になかなかなかなか出られないようになる。
さらに近藤はロー、右ミドルを蹴っていく。ケージを背にして回るようになった中尾は時折り右フックを振るうが、前蹴りなどで圧されて金網を背負う展開に。近藤も単発の右フックや左ストレートを警戒して手の勝負にならない。
それでも距離が近づくと、近藤の手数が中尾を上回る。「距離はあっている」というセコンドに声にも、あまり動かないまま中尾は初回を戦え終えた。
2R、近藤の右に中尾が右を合わせる。この一発で感覚がつかめたか、中尾は右ジャブから左フックを打ち込み、近藤の動きが落ちると今度は左ストレートに続き、右ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。パウンドで追い打ちをかけた中尾。ストップが掛かってもおかしくない状況でパンチを打たれる近藤が立ち上がろうとすると、中尾は崩して勢いそのままヒザを頭部に入れてしまう。
ここでブレイクが掛かり、中尾に減点1のペナルティが与えられる。明らかにダメージの残っている近藤は、再開直後に右に左フックを合わされて前方に倒れ込むようにキャンバスに沈んだ。
この結果、パンクラスとDEEPの対抗戦はDEEPが4タテを食らわせての勝利となった。