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【DEEP81】芦田崇宏の挑戦を受ける上迫博仁─01─「僕はここからストーリーを創っていく」

Hiroto Uesako【写真】ここまで突き抜けた感じが伝ってくるファイターは、稀だ(C) MMAPLANET

23日(土)に東京都江東区ディファ有明で開催されるDEEP81で芦田崇宏の挑戦を受けるDEEPフェザー級チャンピオン上迫博仁。

現在4試合連続KO勝ちの上迫は、7月に王座を獲得して以来、これが初防衛戦となる。今年4試合目、国内のチャンピオンとしては異例の試合数の多さは、彼が自らの書き上げたシナリオに則してのもの。

今回の試合も王座防衛戦でありながら、そのシナリオへの挑戦であり、芦田はそこに出てきた配役という見方をしていた。


──現在のコンディションは?

「あとは体重だけですね」

──少し、顔が疲れているように感じます。

「そうですね。でも、あと3日、4日で5キロぐらいなので圏内です」

──上迫選手は半身浴やサウナで水抜きをしないですよね。

「ハイ、全て有酸素で落とします」

──水抜きも厳しいですが、有酸素を計量の前日まで続けるのも疲れが付きまとうように感じます。

「お風呂より精神的に楽です。肉体的には分からないですけど。半身浴は肉体的に合わないのでトラウマにもなっていますし、動いて落とす方が良いです。最後の方は水を摂らずに有酸素なので、水抜きには変わらないのですが気持ちが違います。

計量に失敗してから、もう3年以上この形で落としてきました。計量当日に半身浴をしてあと何キロ落とそうとかは、もう怖いです。不安でいっぱいになってしまうので、計量の前日に落ちている方が良いです。もう2度と失敗できないし、やったらお終いですから。でも減量は何一つ、楽しいことはないです(笑)」

──では対戦相手よりも、今は体重のことに頭がいっている状態ですか。

「芦田選手のことは何も考えていないです。試合についても、あまり考えていないし。動きに関しては、やるべきことやってきたので。それも芦田選手に合わせるというよりも、自分のスキルアップでやってきました。そうしていれば、大丈夫だと思っています」

──そこを先に言われてしまうと、芦田選手の印象を尋ね辛くなってしまいます。

「アハハハ。芦田選手はキレーに戦うから、怖いイメージがないです。全体的にキレーです。それは弱いということでなく、しっかりと基礎ができている選手なので。

こないだは蹴りを使っていましたが、僕は解説をしていて……蹴りもキレーでしたね。でも、圧力は感じられなかったです。崩れた、ブンブン丸みたいな方が怖いんですよ。下手くそなフックを振り回すような。街中でも悪いヤツ、まるっきりいかつい人間より、頭がおかしそうなヤツの方が怖いじゃないですか」

──せめてロードFCに出ているモンゴル人ファイターの方が怖いというような表現をして欲しかったですが……、街を歩いている頭がおかしそうなヤツとは……(苦笑)。

「アハハハハ。そういうヤツの方が怖いので。近寄れないです」

──という話になるほど、絶好調の上迫選手ですが、芦田選手とこのタイミングで戦うということはどのように感じていますか。

「まずDJ(taiki)さんに勝ったからといって、挑戦者になるとは全く思っていなかったです。だって、判定だし。そのまえは体重オーバーだし。そんなのでタイトルなのかって。僕はもっと苦労して挑戦権を得ましたからね。

でも、まぁ良いです。タイトル戦だろうが、ノンタイトル戦だろうが気持ちは変わらないので。僕はどんどん試合をしていきたいので芦田選手と戦う、芦田選手でOKです。戦績を積み上げたいですし、チャンピオンなったから守るというのではなくて、挑戦できる権利のある選手はどんどん潰していきたいと思っています。

とにかく強い選手とやっていきたいので、大前提として誰とでも戦います。どの試合も僕にとってはチャレンジです。迎え撃つなんて気持ちは一切ない。僕はここからストーリーを創っていくので、ここで負けると終わりです。だから、僕のなかで出来上がっているシナリオに対するチャレンジで、そこに芦田選手が挑戦者という役割で出て来るだけなんですよ。芦田選手がどうこうというのは、何も求めていないですね」

──いやぁ、本当に肩の力が抜けているのですね。試合中もそうで、そして破壊力が増している。

「本当に練習のなかでもそうなんですけど、安心して戦えている感覚が自分のなかにあります。絶対に倒さなきゃ、勝たないといけないという気持ちはなくて、いつも通りにできれば倒せるでしょっていう感覚で。だから、あまり力みとかもないです」

<この項、続く>

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