【UFN122】組み、寝技もここまで強いのか。マゴメドシャリポフがモラエスをアナコンダで破る
<フェザー級/5分3R>
ザビット・マゴメドシャリポフ(ロシア)
Def.3R4分33秒by アナコンダチョーク
シェイモン・モラエス(ブラジル)
長身のマゴメドシャリポフが軽くサイドのヒザ蹴り、続いてサイドキックから左ミドルと素早い蹴りを見せる。ここで後ろ回し蹴りを見せるが、距離を取ったモラエスが左ハイを見せる。モラエスのローに右ストレートを合わせたマゴメドシャリポフ。モラエスもスイッチから鋭い蹴りを見せるが、ジャブから右ストレートをマゴメドシャリポフが打ち込む。
モラエスのパンチが粗くなると、マゴメドシャリポフが後ろ回し蹴り。さらに左ジャブを伸ばしてサイドキックと多彩な攻撃を見せる。モラエスの蹴りをキャッチして転がしたマゴメドシャリポフは、強いポスチャーからパンチ、スクランブルでバックを制する。後方へ大きく投げ、両足をフックしたマゴメドシャリポフは、フックを外して足を掛けてくるモラエスを構わずリフトアップしテイクダウン。そしてサイドを取ってマウントへ。
ヒップエスケープで足を戻したモラエスにパウンドを落としパスしたマゴメドシャリポフがマウントへ。パンチ、エルボーを落とし、ガードに戻されてもすぐに足を抜いたがモラエスを圧倒した。
2R、マゴメドシャリポフはスピニングバックフィストを見せ、後ろ回し蹴りが二段蹴り、そして組んで払い巻き込み気味の投げにいくも、モラエスがトップを取ると同時にマウントを奪う。すぐにブリッジから上を取り返したマゴメドシャリポフが、三角絞めを潰し、さらにモラエスの足関節狙いも殴りってトップ、さらにバックへ。腕を入れつつ両足をフックしたマゴメドシャリポフが、強烈な勢いでパンチ、そしてエルボーを打ち付ける。
上を向きなおしたモラエスにエルボーを落とし、ニーインとクルスフィックが融合したような抑え込みへ。サイド、マウント狙い、サイドに戻ってクルスフィックと圧倒的なトランジッションを見せるマゴメドシャリポフが、モラエスがガードに戻してもなお、即パスガードを決める。クルスフィックス、サイドからエルボーを落とし、左腕を差してきても腹でヒザを押しつけ、続いて上体を起こして右のパンチを落とした。
最終回、ローキックでモラエスを倒したマゴメドシャリポフが、グラウンドに移行せずスタンド勝負を仕掛ける。スイッチして左ミドル、オーソに戻して左ジャブを繰り出すマゴメドシャリポフ。モラエスも左フックを返したが、直後にスピニングバックフィストを当てられ、組んだマゴメドシャリポフがバックを取る。モラエスの後方へのエルボーにもボディロックを続けて崩したマゴメドシャリポフのバックコントロールが続く。
モラエスの左足を後方から左足で払い、テイクダウンを奪ったマゴメドシャリポフがマウントへ。モラエスはケージを蹴るが、態勢は返せない。マゴメドシャリポフがニーインベリー、モラエスがハーフに戻すがマウントを取る。足を戻し、立ち上がろうとしたモラエスにアナコンダチョークを仕掛けたマゴメドシャリポフが、しっかりと横回転から足を近づけていきタップを奪った。
「ヒカルド・アルメイダとマーク・ヘンリーのところでキャンプを張って良かった。トップ15と戦いたい。ジャイール・ロドリゲスとは良い試合になるだろう」と巨強のロシアンは語った。