【Pancrase291】万事休す──と思われた内村が、リケイホにヒザ蹴りで逆転KO勝ち
<フェザー級/5分3R>
内村洋次郎(日本)
Def.3R2分59秒by TKO
ダニエル・リケイホ(スペイン)
左を当てた内村に対し、リケイホが左を差して押し込んでいく。ケージを背に、2分近く耐えた内村だったが、リスタート後にテイクダウンを奪われバックを取られる。両足をフックしたリケイホが、四の字ロックからパンチを当てRNCの機会を伺う。一度は腹ばいにされた内村だが、懸命に仰向けに戻るも、残り時間が僅かになりリケイホは腕十字を狙う。伸びかけながら腕を引き抜いて上になった内村に、リケイホが三角絞めを掛けたところでタイムアップとなった。
2R、ローキックにテイクダウンを合わしたリケイホがトップを奪取する。内村はクローズドガードから腰を切って仕掛けるが、パウンドを落とされ背中を向けてしまう。リケイホが苦も無くバックに回り、足を掛けようとしたところで内村が立ち上がる。前方に崩され、立つとまた崩されるという展開が3度に続き、ついに内村はバックマウントを譲ることに。
残り100秒、胸を合わせた内村がトップを奪い返す。フックガードのリケイホが、ボトムからヒジを打ち付ける。有効な反撃が見られない内村が立ち上がってロー、リケイホは即立ち上がってシングルからドライブ、尻もちをつかせ連続でラウンドを取った。
最終回も開始早々にリケイホがテイクダウンを奪う。ケージを背にして立ち上がろうとした内村をアンクルピック、そしてボディロックでリケイホが倒す。残り半分になり、金網を背にして立ち上がった内村は、距離を取り直すと左を伸ばす。と同時に、テイクダウンにリケイホが来ると読んでいたか、左ヒザを突きつける。この一発が組んできたリケイホの頭部を捉え、ダウンを奪う。そのままパウンドを入れた内村が、逆転KO勝ちを手にした。