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【UFN117】ルーク・ジュモーと対戦、2年振りの実戦へ──安西信昌 「この2年間は修行でした」

Shinsyo Anzai【写真】キャリア12勝3敗、UFCは1勝0敗。中国、台湾、豪州でキャリアを積んできたジュモー戦の抱負を立派になったヒザヒゲを披露しつつ語る(C)MMAPLANET

8日(金)、東京都中野区のゴールドジム・ウェスト東京において23日(土)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night117「Shogun vs St.Preux 2」に出場する廣田瑞人、中村K太郎、安西信昌の3選手のプロモーション・イベントが行われた。

今回はルーク・ジュモーと2年振りの実戦を戦う安西に、この間の葛藤や成長──彼の言うところの修行の日々を振り帰ってもらい、現在7連勝と好調の波に乗るジュモー戦をどのように戦うのかを尋ねた。


──いよいよ試合が迫ってきました。今のどのように過ごされていますか。

「楽しく過ごしています(笑)。練習はGENスポーツ・アカデミー、ウェイトはチーム・エクストリーム・パワーというパワーリフティングのジムでやり、打撃は宮本健太郎さんという元K-1の選手に見てもらい、レスリングの方は明治大学のレスリング部でやっています」

──2年振りの試合になります。この2年間の想いをお願いします。

「この2年間は修行でした。体も動かない、状況も変わらない。でも、ひたすら練習をする。試合も決まっていないので、目指す目標もない。そういうなかで自分をどのように変えて行けるのか。しっかりとやってきたつもりです。

準備する時間は十分にあったので変えたい部分を変えて、創りたい部分を作ってきました。そこを試合に出したいです」

──昨年9月には一度、ルアン・ジャガス戦が決まっていましたが、安西選手の背中の負傷で流れました。あのケガから練習が十分にできるまで、どれぐらいの期間を要していたのでしょうか。

「ケガをしてから、練習に復帰するまでおよそ半年くらいかかりました」

──では練習ができるようになってからの半年間、そうとう試合に出たかったのではないですか。

「練習ができるようになってから試合が決まらない間も、特に焦りはなかったです。自分の目標はチャンピオンになることなので、与えられた試合で一つずつ勝つことが重要になります。だから試合のない時も、自分を磨く時間と考えて、ひたすら練習に打ち込むだけでした」

──試合が決まらない安西選手がスパーリングをはけ口にし、かなり激しい動きをする話も伝わってきました(笑)。

「いや、練習が激しいのはお互い様です(笑)。でも、もう皆が僕の試合が決まらないってことを過剰に心配してくれて、なんか『そこに触れるな』っていう空気感が凄かったです(笑)。

そういう時期でもピークに持っていったり、少し落としたり練習に緩急をつけてきたつもりです。そんな練習を2年を通して、やってこられたと思っています」

──その間、練習仲間のセコンドで海外に行ったり、間近で練習仲間の試合を見てきました。

「岡見選手のセコンドにつかせてもらって、感じることは多かったです。普段から練習でしている動きで、岡見さんが勝つ。その姿を見て……、自分の試合勘を養うために試合を見てきたつもりです」

──岡見選手も常に自らを奮い立たせるように、安西選手たち、若い選手には負けないと断言しています。

「そう言わせている時点で僕らがダメなんです。岡見さんが焦るようにならないと。GENで練習している選手は皆が、岡見選手との距離を詰めたくてやっています。でも、それがゴールじゃない。そうやって強くなり、試合にぶつけることが重要です。

そうでないと、岡見さん対策で終わってしまうんです。岡見さんと違う選手と戦っていくので、違いをしっかりと把握して試合の準備をしています」

──2年振りの試合で、どのような姿を見せたいですか。

「しっかりと勝つところですね。ダメになっていたんじゃないぞというのを見てほしいです」

──2年前と今、一番違う部分はどこになりますか。

「相手を見られるようになったと思います。以前は、自分がこうしたいということだけで戦っていたのが、今は色んな状況を見ることができるようになったと感じています」

──ルーク・ジュモーとの身長差がありますが、練習仲間ともあります。安西選手ならでは体の使い方、活かし方というものが存在するのでしょうか。

「僕は誰と戦っても一番小さいので、誰とやっても同じ練習ができます。そこを積むことができるので、自分の一番強い部分を磨いています。その戦いが、練習仲間を相手にしてもできるようになってきました。それが自信になっています。

逆にこの小ささを武器にしないといけないです。大きな選手と同じことをやっても潰されるので、俺はこうなんだと割り切れるようになりましたね」

──ヒゲも濃くなってきました(笑)。

「皆にないモノをアピールする。考えた挙句が、ヒゲでした(笑)。イランとか中東の強いレスラーがヒザを生やしていて。それが恰好良いと思ったのが、原点です」

──では改めて対戦相手ジュモーの印象を。

「さっきも言われたように大きいです。力強いですね。相手に合わせるよりも、自分の動きを大切している選手です」

──懐には入れる。でも、相手のペースにさせない力を持っているように感じます。

「テイクダウンをされていない試合がない。でも、相手が先にバテて、ドカンと殴られている。試合になってジュモーの動きで驚くことが少ないように、色々な選択肢をもって戦いたいです。そして、試合のなかでアジャストしていく必要があるかと思います。

こういう選手にどうやって勝つのか。特徴のある戦い方になるので、そういう部分も見て楽しんでほしいです」

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