【UFN103】上位ランカーのモラガに快勝、セルジオ・ペティスが3連勝達成
<フライ級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国/15位)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジョン・モラガ(米国/8位)
サウスポーのペティスに右ローを続けるモラガ。ペティスは右ジャブを当てる。ロングフックの応酬から組みついたモラガが、ケージにペティスを押し込んで左エルボーを狙う。ペティスの右ジャブ、モラガの左フック後にペティスの右フックがモラガの顔面を捉える。ローとハイ、蹴りを散らしてパンチを当てるペティスがまずは試合をリードした。
ペティスはオーソの構えをみせ、サウスポーに戻して右フックから左ハイキックへ。しかし、右ジャブにモラガが右ストレートを合わせる。テイクダウンに出たペティスはギロチンを防ぐ。すぐに立ち上がったモラガ、勿体ないタイミングで尻餅をついてしまった。終盤、モラガのワンツーに左を合わせたペティスが左ストレートに続き、右を当ててダウンを奪い初回を取った。
2R、慎重な立ち上がりからペティスが左を当て、モラガも右を返す。モラガはダブルレッグに出ると、ペティスはギロチンを失敗し背中をマットにつける。フックガードから蹴り上げでモラガを突き放したペティスが、暫く間を置いてから立ち上がる。モラガはやや遠い距離で右、左、再び左を伸ばす。ペティスはモラガの打ち終わりで、距離が縮まるとショートを連打。
相手の動きをよく見ているのはペティス、タイミングよく蹴りを織り交ぜて距離を支配する。対してモラガはシングルを切られて、左フックも空振り。互いにスイッチを見せ、モラガのニータップに対し、ペティスはハイエルボー・ギロチンで迎え撃つ。頭を抜いて離れがモラガに、ペティスは二段蹴りを繰り出し拮抗したラウンドを締めくくった。
最終回、ペティスの前進に左フックを当てたモラガだが、右ジャブを被弾。ペティスは引き続き右ストレートをヒットさせ、ガードの上から左ハイを蹴っていく。モラガは組んでドライブ、時間をかけてボディロックでテイクダウンに成功する。残り3分を切ってトップを奪取したモラガだったが、ヒールを仕掛けて上を取られてしまう。
恐らくは2Rも取られたと判断したであろうモラガの攻撃を潰し、ケージに押し込んで時間の経過を待つようなファイトのペティス。モラガはシングルをキムラロックで凌ぐが、残り試合タイムは70秒となった。無理をしないペティスのスタンドに、攻め手が見当たらないモラガは、逆にパンチを被弾しダブルレッグを許してタイムアップを迎えた。
オクタゴン・ジェネラルシップを握り、ポイントメイクもソツなくこなしたペティスが問題なく判定をモノに、ランク上位のモラガを下し3連勝を達成した。