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【JBJJF】東京国際 26名出場、カルペディエム石川祐樹代表<01>「東京国際の話をしなくて良いんですか?」

carpediem【写真】国際色豊かなのもカルペディアムの特長だ(C)CARPEDIEM

18日(日)、東京・墨田区総合体育館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の『東京国際柔術選手権』が開催される。

同選手権に26名が参加するカルペディエムの石川祐樹代表に、大会への意気込みと道場論を訊いた。
Text by Takao Matsui


――石川さんをキャッチするのに苦労しました(笑)。相変わらず多忙のようですね。

「申し訳ありません。福岡へ行っていました」

――福岡は石川代表の故郷ですから、里帰りですか。

「それもありますが、福岡に新しい道場を出すことになりまして、内装作業の立ち合いに行っていました」

――いよいよ故郷にも道場を出されるんですね。

「これまで福岡へ道場を出すのは難しいと思っていたんです。都内だとメインは電車で移動することになると思いますのである程度の計算はできるのですが、福岡は車と電車の中間の文化。道場を出すのは、なかなか厳しい条件かなと思っていましたので」

――完全に車で移動する場所は、逆に計算できるわけですね。

「土地や家賃が安くなれば、その分、駐車場を確保できます。実際にアマゾン(杉江“アマゾン”大輔)のカルぺディエム・ホープは、広い駐車場がありますから、とても便利ですしね。

電車移動のみで行ける距離ならば駐車場はあまり必要ではありませんが、両方を兼ね備えることになれば、収支バランスを保つのは難しくなると考えていました」

――それでもあえて、福岡へ道場を出す理由とは?

「ちょうどいい物件があったからです。福岡の博多にある祇園駅の近くに道場を出すんですけど、大きい通りがあってオフィスが多く、会社帰りに寄ることも可能です。

駐車場も近くにありますし、通うには便利かなと思っています。2月1日にオープンしますので、ぜひ興味のある方はお立ち寄りください(住所:福岡県福岡市博多区冷泉町10-26 冷泉ビル)」

――ちなみに道場責任者は誰になるのですか。

「総合格闘技の試合もしている田村ヒビキに任せることになりました」

――パラエストラ東大阪代表の田村選手ですか!!

「はい。実績も申し分ないですし、信頼しています。あと2人、スタッフが加わり、3人で指導していくことになります」

――石川代表はオーナーの立場ですか。

「いえ、オーナーは別にいます。これは書いていただいても特に問題はありませんが、私がオーナーなのは青山だけです。私はブランディングのコンサルティングという立場で、カルペディエムのディレクターをしています」

――そうなのですね。それにしても各道場は、どこも綺麗で心地良さを感じます。

「フィットネスジムは、どこも普通に綺麗で清潔ですよね。柔術の道場も、そこは負けないようにしたいんです。

毎日、消毒をしないと蜂巣炎(ほうそうえん)や蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの病気になるのも怖いですし、そこはスタッフにも徹底させています。また臭いもできる限り、なくすように努力をしています」

――空間のデザインも素敵ですね。

「ありがとうございます。そこは、もう自分の好みですね。福岡は、Reebokさんと提携して初めての道場になりますので、大きなロゴが入っています」

――リーボックと提携ですか。どこまでも大きくなりますね、カルペディエムは。

「東京国際の話をしなくて良いんですか?(笑)」

――話が面白くて、つい長くなりました(笑)。東京国際は、26名の選手が出場しますね。

「キッズが多いです。もう少し、うちのインストラクターにも出てほしいんですけどね。出場する道場生には、がんばってほしいです」

<この項、続く>

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