【Shooto】高橋遼伍と環太平洋ライト級王座を争う平川智也 「5分3R攻め続けて最後にフィニッシュ」
【写真】格闘家としてこれれから先に進めるのか。大切な一番を迎える平川(C)GONGKAKUTOGI
12日(土)、東京都文京区・後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦「環太平洋ダブルチャンピオンシップ」で高橋遼伍と第8代環太平洋ライト級(65.8キロ)王座を争う平川智也のインタビューが、同大会を主催するSustainより届いた。
尊敬してやまない師・五味隆典より「次があると思うな」と叱咤激励があった平川のタイトル戦に臨む意気込みとは。
――環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがですか。
「僕は通常体重がそこまで重くないので減量が楽なんですね。なので試合数日前まではしっかり動いて練習をして、当日に万全のコンディションに持っていきたいと思います」
――減量の幅を少なくして試合に臨むのが平川選手のスタイルなのですか。
「アマチュアの頃からずっとこの階級でやってきて、プロになる時に一階級下げることも考えたんですけど、階級を下げて今以上に自分の持ち味=スタミナと運動量が発揮できるか――という気持ちがありました。だったら僕はしっかり最後まで練習しきって、試合と普段の練習で動きを一致させたいというのがあるので、大幅な減量はせずにあまり試合と変わらない体重で練習するようにしています」
――今回、チャンピオンシップのオファーを受けた時の心境はいかがでしたか。
「今まで自分がやってきたことを評価していただいたわけですし、VTJを含めて5連勝しているんですけど、自分自身、勝ちを目指すのは当たり前で勝ち方や魅せ方にもこだわっています。そこも含めて修斗関係者のみなさんに評価してもらえたことは嬉しいです。ただチャンピオンシップが決まってもベルトを獲らなければ意味がないので、うれしかったのはチャンピオンシップが決まった時だけです」
――対戦相手の高橋選手にはどのような印象がありますか。
「やっぱりローキックの印象が強くて、そこが高橋選手のストロングポイントだと思います。ただそこを警戒しすぎて、幻想を持ちすぎるのもよくないと思っていて、上手くバランスを取って練習を続けてきました。あとはフィジカルですね。高橋選手がテイクダウンされているところはほとんど見たことがないですし、距離の取り方+スクランブルでの強さもあると思います。ただ僕は自分の持ち味を使って5分3R攻め続けて最後にフィニッシュするつもりで戦います」
――チャンピオンシップが決まってジムの会長でもある五味隆典選手からは何か言葉をかけられましたか。
「五味さんからは『次があると思うなよ』と言われました。タイトルに挑戦するチャンスは何度もあるものではないから、最初のチャンスで獲らないと次はない、と。五味さんも修斗とPRIDEでは一発でベルトを獲ってきて、五味さんは自分が経験されたことを僕に教えてくれるので、僕も今回のチャンスは絶対に落とさないという気持ちで戦います」
――平川選手が五味選手のジムを選んだ理由は何だったのですか。
「僕は小・中・高とサッカーをやっていたんですけど、高校の時にPRIDE全盛で(格闘技が)好きで見ていたんです。もちろんその中で五味さんの試合も見ていました。また五味さんがインタビューなどで発する言葉が好きで、そこにすごく共感して感じるものがあって。格闘技をやるなら五味さんのところでやりたいと思っていて、ジムの門を叩きました」
――今回は平川選手にとって初めてのチャンピオンシップです。どんな気持ちでベルトがかかった一戦を戦いたいと思いますか。
「今、自分はフィットネスショップで働きながら格闘技を続けているのですが、自分の夢・目標に向けて一歩一歩進んでいるところです。次のタイトルマッチはその一歩になるもので、僕はいつも負けたら終わりという覚悟で戦っています。だから次のタイトルマッチ以外のことは考えていません。自分の夢がここで潰えるのか? それともまだまだ続いていくか? それがかかった重要な試合だと思っています」
■Shooto 対戦カード
<環太平洋フェザー級(61.2キロ)王座決定戦/5分3R>
岡田遼(日本)
石橋佳大(日本)
<環太平洋ライト級(65.8キロ)王座決定戦/5分3R>
平川智也(日本)
高橋遼伍(日本)
<57.6キロ契約/5分3R>
漆谷康宏(日本)
田丸匠(日本)
<フェザー級/5分2R>
藤原敬典(日本)
じゅん(日本)
<フェザー級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
小堀貴広(日本)
<フェザー級/5分3R>
安藤達也(日本)
ケビン・クルーム(米国)
<ウェルター級/5分3R>
岡野裕城(日本)
児玉京大(日本)
<ライト級/5分2R>
齋藤翼(日本)
ハンセン玲雄(日本)