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【JBJJF】全日本選手権、軽量3階級レビュー。芝本圧巻、最大激戦区Lフェザー&杉江×加古、友情対決再び

Rooster Final【写真】世界と伍するジャパニーズ柔術家、芝本は橋本がライトフェザー級でエントリーしており、まさに敵なし状態でルースター級を制した (C) TAKAO MATSUI

24日(日)、東京都練馬区の光が丘ドームにおいて第17回全日本ブラジリアン柔術選手権&第10回全日本ブラジリアンキッズ選手権が開催された。まずは芝本幸司が圧勝したルースター級、最大激戦区となったライトフェザー級、そして友情対決再び──フェザー級の模様をお伝えしたい。
Text by Takao Matsui


アダルト黒帯ルースター級は、今年のムンジアルでベスト8となっている第一人者=芝本幸司の独壇場となった。一回戦の敗者復活となった木村太郎に対し、ベリンボロからバックを奪い、送り襟絞めで秒殺。決勝はパラエストラの戸所誠哲と対戦し、またもベリンボロでバックに回りつつマウントを奪い4ポイント、さらにスイープでポイントを重ねて6-0で勝利を収め、全日本選手権5連覇を達成した。

Light Feather finalアダルト黒帯ライトフェザー級は層の厚い階級だけあり、誰が勝ち上がるのか予想が難しい激戦区となった。ムンジアル帰りの宮地一裕は、初戦で山田裕之と対戦。互角の攻防のなかで極めに拘り、強さにも定評のある宮地は、アキレス健固めで一本負けを喫してしまった。ジャパニーズ・ナショナルでファイナリストとなった鍵山士門は、ベテランの澤田真琴を7-2で下すと準決勝で平尾悠人と対戦。スイープを狙う鍵山と、上からパスガードを仕掛ける平尾。スイープで先制した鍵山だが、平尾がスイープとパスガードで逆転し、若手の台頭にストップをかけた。

ルースターでなく1階級上に挑戦した橋本知之は、準決勝で山田秀之と激突。ダブルガードの展開から山田が上を選び、アドバンテージを奪取。下からコントロールする橋本に対して、山田はパスガードを狙う。素早い攻防であっという間に試合が進み、ベリンボロから上を狙う橋本がアドバンテージで追いつく。橋本のベリンボロを防いだ山田は、足首を取りにいくが僅差の勝負はレフェリー判定となり、橋本が勝者となった。

決勝は、橋本と平尾の争い。ダブルガードから立ち上がり、橋本がアドバンテージを先取。絞め技を仕掛ける橋本。これをしのいだ平尾はアキレス健固めで反撃。橋本はこれを外すと、スイープ狙い。アドバンテージで差をつけた橋本は、次々と攻撃を仕掛けバックに回るが、平尾はポイントを奪わせない。手に汗握る展開は、最後にスイープを奪い合って2-2となり、アドバンテージ4でリードした橋本が優勝を決めた。

Feather Finalアダルト黒帯フェザー級は、杉江“アマゾン”大輔(白木大輔)の強さが際立った。初戦でパラエストラの増田理を29-0の大差で下すと、続く塚田市太郎との試合でも、パス、マウント、ニーオンザベリーなどでポイントを重ねて、こちらも45-0で圧勝。日本の黒帯では珍しいナイトメアーを、フェザー級でトップに君臨してきた塚田を相手に実現するなど、負ける姿が想像できない強さを見せけて勝ち上がった。

一方、杉江のライバルでもあり同志でもある加古拓渡は、いまひとつ波に乗り切れない印象。水洗裕一郎をブラボーチョークで仕留めたが、強豪チャールズ・ガスパーとの戦いはやはり一筋縄ではいかなかった。一時は、アドバンテージ2-1で勝利を告げられたが、チャールズ側から抗議が入り、アドバンテージ2-2に修正。判定をやり直し、レフェリー判定で加古が辛勝した。

決勝は、ジャパニーズ・ナショナル以来の対戦となる杉江と加古の再戦。加古のプライベートレッスンを受けている杉江は「決勝はシェアしようと思っていましたが、ムンジアルの後に自分がどれだけ強くなっているか知りたかった」と、あえて勝負に挑んだ。リベンジしたい加古だが、直前の準決勝での接戦の影響も少なからずある。そんな中で試合が始まる。引き込んだ加古に対して杉江はサイドに回り、パスガードを狙う。

ハーフガードに戻した加古のラペルをとって肩固めのような体勢へ。杉江は足を抜いて、パスガードに成功。ニーオンザベリー、パスガードでポイントを重ねて8-0で杉江の優勝が決まった。

■リザルト

【アダルト黒帯ルースター級】
優勝  芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)
準優勝 戸所誠哲(パラエストラ)
3位  木村太郎(DRAGON’S DEN)

【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝  橋本知之(CARPE DIEM)
準優勝 平尾悠人(X-TREME柔術アカデミー)
3位  鍵山士門(デラヒーバジャパン)
3位  山田秀之(トライフォース柔術アカデミー)

【アダルト黒帯フェザー級】
優勝  杉江“アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)
準優勝 加古拓渡(グラップリングシュートボクサーズ)
3位  塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
3位  チャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)

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