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【Special】「一緒に強くなろう」──北岡悟にとってのパンクラスイズム横浜とは<03>

Josh Barnett in ISM【写真】4月25日に行われたジョシュ・バーネット・セミナー、今後はアマチュア大会なども開いていくそうだ(C)PANCRASEISM YOKOHAMA

北岡悟が受け着いたパンクラスイズム。パンクラスを後世の残すには、門戸開放が欠かせなかった。日本のトッププロがトレーニングする横で、一般会員が汗を流す。

プロ所属選手の増え、ジム生との垣根が低い──決まり事が少ない快い空間がそこに存在する。それこそ「皆と一緒に強くなりたい」という北岡の想いが現実になった証かもしれない。
<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>
<北岡悟インタビューPart.02はコチラから>

──5人の指導で、共通のルールのようなモノは設けているのでしょうか。

「それは各自に任せています。『挨拶をちゃんとしましょう』って言ったこともないのですが、皆さんが挨拶をしっかりとしてくれます。凄く良いですね。川原兄弟が先に上がった時に道場にいた会員さんが皆で、『お疲れ様でした』って言ってくれて。『メチャクチャ気持ち良いですね』ってビックリしながら帰っていきました(笑)。これから、どうなるかは分からないですが、今のところは良い感じです」

──北岡選手自身が6月26日に下石康太選手の挑戦を受けDEEPライト級王座防衛戦を戦います。そのためには他のジムでの練習も必要になってきますが、今回に限らず北岡選手に試合がある時もジムはしっかりと回せていけるのでしょうか。

「試合が決まり、自分のクラスは減らしました(笑)。その分ファイトマネーが入れば、設備を整えます。現状は僕がいない時は閉めている感じですね。ただ僕がいなくても伊藤(崇文)さんや近藤(有己空)たち先輩方が練習する分には、空けてもらって全く構いません。DJなんて、こっちに引っ越してきているので週に5日は顔を出しています。

僕的には一般の会員さんが来る時間は、ほとんどいるようにしています。自分も一緒に練習していますし。火曜日の夜はロータス世田谷でクラスを続けているので、その時だけは川原玲郁に任せて『自由練習』の監督をしてもらっています。

それとピラティスもインストラクターの方に来ていただいて週に3コマほどあるのですが、土曜日の朝はランニング・トレーニングに行っているので、道場を開けてもらっています。でも極力は道場にいようと思っています。事務手続きとか僕しかできない状態なので」

──先日はジョシュ・バーネット選手のセミナーがありました。

「あれも完全に僕が欲していたモノです。新しいエッセンスが欲しくて。以前にジョン・フィッチのセミナーやイジー・マルチネスのセミナーを受けたのが凄く良かったという話をDJにしたんです。そうしたらDJが、ジョシュが日本に来るし頼めるだろうって、間に入ってくれたんです。

これからも、ドンドンああいうことをやりたいですね。僕とDJばかりが質問していたのですが、会員さんはそれを聞くのも楽しそうで、ニコニコしてくれて良かったです(笑)」

──順調に動き始めたことは北岡選手の口調からも理解できますが、今後はさらにトライしてみたいことなどはありますか。

「一つはちゃんとしたお金を払って、ブラジリアン柔術の先生に来てもらえるようにしたいですね。八隅さんはロータスがあるし、かといって知らない人には頼みたくない。気持ちが通じている人たちに足を運んでもらって、柔術を教えてもらえるようにしたいですね。

会員数が増えれば、柔術の先生を呼んで柔術のコマを創りますとは、今の会員さんにも話しています」

──柔術は『柔術』クラスなのですか。

「そうなんです。だからこそ、しっかりとした先生に指導してもらいたいと思っています。僕が柔術クラスを受け持たないのは、そういうことなんです。今の競技柔術と、僕が習っていた柔術は同じではないので」

──なるほど。道着も加われば、さらに一つの時間を色々な目的を持った人々が共有するイズムの良さが増幅しそうですね。

「近藤さんがしょっちゅう来て、一般会員さんが練習している横で自主練習をしてくれています。ウェイトをやってケージのなかでシャドーをする。そして上がっていきます。そうやって使ってほしくて創ったようなものなので、メチャクチャ嬉しいです。

多様な目的に応えることができて、かつ広すぎない。目を届かせることができるのが良かったです。痛いのに続けている人とか、声をかけることができますしね。本当に今、道場に関係していることでストレスは全く感じていないです。

実際に動き出す前は不安でしたけど、やって良かったと思っています」

──道場主として、パンクラスイズム横浜の良さをアピールしてください。

「格闘技をやったことがない人から、エキスパートまで全て受け入れることができるジムです。本当に僕もここで練習をしているので、一緒に強くなりましょう」

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