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【UFC164】中2日のUFC、ベン・ヘン×ショータイム・ペティス!!

Pettis vs Henderson

【写真】前回は目まぐるしい上下の入れかわり、打撃の交換が見られたザッツWECスタイルだったが、今回はどのような試合展開になるのか(C)MMAPLANET

31日(土・現地時間)、ウィスコンシン州ミルウォーキーのBMOハリス・ブラッドレー・センターで開催されるUFC164「Henderson vsPettis」。28日に同じ中西部インディアナ州インディアナポリスでUFC Fight Nightが行われたばかり、僅か中2日でPPVイベントが開催される。

同大会のメインはタイトル名にある通り、UFC世界ライト級選手権試合=王者ベンソン・ヘンダーソン×アンソニー・ペティスだ。もとともTJ・グラントが挑む予定だったが、負傷欠場となり、フェザー級王座挑戦を負傷でキャンセルしたミルウォーキー在住のペティスに挑戦権が回ってきた。この両者は2010年12月に最後のWECイベントのメインで、これもベン・ヘンの持つWEC世界ライト級王座に、ペティスが挑戦という形でとり行われた。

この時はベン・ヘンの地元グレンデールで大会が開かれ、今や伝説と化している三角蹴り以外にも、テイクダウンからバックをキープするなど、グラップリングの部分でも試合をリードしたペティスが判定勝ち、ベルトを奪取している。本来、最後のWECライト級チャンピオンは、その2週間後の2011年年明けに組まれたUFC世界ライト級戦=フランク・エドガー×グレイ・メイナードの勝者に挑戦予定だったが、まさかのドロー→再戦となり、ペティスは王座挑戦を諦め、クレイ・グイダと対戦することに。結果、テイクダウンを幾度となく許し完敗、タイトル戦線から脱落してしまった。

その一方で、ベン・ヘンはマーク・ボセック戦で渋く判定で勝利すると、ジム・ミラー、グイダと連破し世界戦を実現、エドガーを破りUFCでも頂点を究めた。ペティスもまた、2戦目となったジェレミー・スティーブンス戦では逆にテイクダウン+トップキープで破り、UFC初勝利を挙げる。と、再びショータイム・ファイトに戻り、ジョー・ローゾンとドナルド・セラーニをそれぞれハイ、ミドルからのパンチでKO、トップファイターの地位を獲得した。

結果、随分と事態が上手く回り過ぎたきらいはあるが、今回のミルウォーキーでの再戦が実現。結果的にフェザー級の体格に落すことは無理だったと理解されてもおかしくないペティスだが、それでも体格面では王者ベン・ヘンが上回る。そして、5Rを戦った経験値もチャンピオンが上だ。ペティスは打撃だけでなく、ガードからの三角や腕十字も得意としているが、ネイト・ディアスを完封したベン・ヘンの鉄壁のトップでのバランス&スタンスを切り崩すことは難しいだろう。

WEC時代、ベン・ヘンはどちらかといえば生粋のテクニシャンというイメージのグラップラーだったが、今やそのパウンドやエルボーのえげつなさもライト級随一、何よりも間合いを測る役割を担っていた蹴りは、ミドル&ローともに破壊力が上がっており、相乗効果でテイクダウンも強くなった。一方、世界の最高峰でショータイムを実践できるペティス。その一撃で試合を決めるタイミングの取り方は抜群のモノがあるものの、セラーニ、ローゾンともにファイト・オブ・ザ・ナイトの常連で、相当ダメージが蓄積している点は見逃せない。

何よりも防衛戦を重ねるごとに安定感を増す、ベン・ヘンの試合運びを見ていると、エドガー2連戦、ネイト、そしてギルバート・メレンデスを倒してきた経験を感じさせずにはいられない。ペティスが勝つなら一発必倒の打撃、あるいはそのような打撃を5Rに渡り放ち続けるスタミナが欠かせない。いわゆる現代MMAの勝利の方程式だと、ベン・ヘンが1枚といわず2枚分ほど挑戦者を上回る。最後の1秒まで逆転できる一発をペティスは持っているが、ベン・ヘンが25分間全てで試合を支配する可能性もある世界戦だ。

■UFC164「Henderson vs Pettis」対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国/王者)
アンソニー・ペティス(米国/2位)

<ヘビー級/5分3R>
フランク・ミア(米国/6位)
ジョシュ・バーネット(米国/10位)

<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国/1位)
クレイ・グイダ(米国/9位)

<ヘビー級/5分3R>
ベン・ロズウェル(米国)
ブランドン・ヴェラ(米国)

<フェザー級/5分3R>
エリック・コク(米国/10位)
ダスティン・ポイエー(米国/6位)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・ヴァーナー(米国)
グレイゾン・チバウ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ルイス・ゴーディノー(米国/7位)
ティム・エリオット(米国/10位)

<ウェルター級/5分3R>
パスカル・クラウス(ドイツ)
イム・ヒョンギュ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
チコ・カムス(米国)
カン・ギョンホ(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
ソア・パラレイ(豪州)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<ライト級/5分3R>
ライアン・クートゥア(米国)
アル・イアキンタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・ハマン(米国)
マグナス・セデンブラド(スウェーデン)

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