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【WSOF04】サバイブ目指すハンプルマン。モラエスが完封、圧勝

2013.08.11

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス(ブラジル)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
ブランドン・ハンプルマン(米国)

まずは左ローを勢いよく入れたハンプルマン。右ローを返すモラエスは、ハンプルマンの左をかわす。そのまま突進するようにバランスを崩したハンプルマン、相当力が入っている。遠い距離から踏み込んで左フックを放ったモラエス、ハンプルマンの左フックをブロックしてハイキックを見せる。

モラエスの後ろ回し蹴りをかわしたハンプルマンは、右フックもヘッドスリップでよけるなど、かなり落ち着いてきたようだ。ハンプルマンのスーパーマンパンチにモラエスは右を合わせようとする。左右に動くモラエスのハイを、ハンプルマンはスウェイでかわす。続くハンプルマンのハイキック終りに、右ストレートを打ち込んだモラエスがダウンを奪う。ガードを取ろうとするハンプルマン、足を一本抜いた状態でモラエスがパウンドとエルボーを連打すると、カットし顔面を真っ赤に染める。

クローズドを取ったハンプルマンは、懸命に頭を引き寄せディフェンスを取ると、レフェリーがブレイクを命じる。ドクターチェックを受けたハンプルマンは、スタンドでの試合再開に両手を広げて観客を煽る。残り20秒、ハンプルマンのワンツーに右のカウンターを狙ったモラエス、最後に後ろ回し蹴りをみせてラウンドを締めた。

2R、右ローを続けるモラエス。両者が、スリッピーな足下を交互に気にする。構えを変えるハンプルマンは、ローキックが効いてきたか。続くモラエスのローを左足に受けたハンプルマンはバランスを崩し、トップを取られる。モラエスがケージにハンプルマンを押し込み、細かいパンチを落していく。ブレイクが早いレフェリー、試合はスタンドに戻るとモラエスはすぐに右ローを前足に入れる。続く右ローで、完全に体をよろめかせたハンプルマンは、ケンケン足で耐える。

ハンプルマンは、またもローを受けてバランスを崩すと、滑り込みから足関節を狙う。簡単に距離を取ったモラエスは、構えを変えたハンプルマンにハイを狙う。サウスポーになったハンプルマンは、左足を守るが自らの攻撃もない。残り10秒、ハンプルマンがオーソに戻したが、1度ローを受けて、何とかこのラウンドを凌ぎ切る。

最終回、引き続きサウスポーのハンプルマンは、左ミドルを繰り出し、足の着地にローを合わされる。モラエスはサウスポーのハンプルマンに対し、ならばと右足へローを蹴り込む。ポイントは間違いなくとっている。無理にローでKOを狙う必要もなく、余裕の試合運びだ。モラエスは左ジャブからハイ、ハンプルマンが思わず左足でブロックし足を下ろしたところで、ローを蹴り込む。極端に左足を後ろに下げた重心で、パンチのバランスも悪いハンプルマンは、逆にKO負けを避けて、一発狙いしかなくなっている。

左に回るモラエス、ハンプルマンを誘って右ハイ。足のでない手打ちのパンチを意に介することなく、ステップを踏み続けるモラエスが左ハイから、スピニングバックキックへ。カポエイラのような二段蹴りを見せたモラエスは、ラウンド終了間際に前蹴りをキャッチされテイクダウンを取られるも、すかさず足関節狙いからスクランブルの展開に持ち込み、ノーダメージでスタンドへ戻った。直後にタイムアップを迎えると、ハンプルマンが「生き残った」とばかりにモラエスよりも、大きく両手を上に掲げる。当然、裁定はモラエス。フルマークがモラエスが、WSOFで3連勝を達成した。

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