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【Glory26】ニキー・ホルツケンが薄氷のスプリット判定防衛

<GLORY世界ウェルター級選手権試合/3分5R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
Def.2-1:49-46.48-47.47-48
マーセル・グローエンハート(オランダ/1位)

開始直後にグローエンハートが左ミドル、ローの応酬のあとでホルツケンが右ストレートを伸ばす。ローから左ジャブ、そして右ローを繰り出す王者に対し、グローエンハートが左フックを打ち込む。グローエンハートは左ローから左ミドル、ホルツケンは左ボディストレートを伸ばす。ホルツケンは連打からヒザ蹴り、グローエンハートも飛びヒザからショートを連続で見せる。ホルツケンは前蹴りで前に出て、左ジャブを入れる。左アッパーから右ストレートのコンビネーションを王者が繰り出す。さらに左ハイから左ロー、飛びヒザは空振りとなった手数でまずはホルツケンのラウンドとなったか。

2R、ゴングと同時に左ジャブを放ったチャレンジャー、ホルツケンは勢いのあるアッパーを空振りする。左フックを放つ王者のバランスを左ミドルで崩したグローエンハートが、右ローを続ける。首相撲からヒザをボディに入れたホルツケンは、スイッチして左ミドルを蹴り込む。グローエンハートは飛びヒザをオーソで構えるホルツケンに狙う。

左ジャブが伸びるグローエンハートは、顔面&ボディと打ち分け飛びヒザへ。これは距離が合わず空振りに。最後の10秒で攻撃をまとめたホルツケンだったが、このラウンドはチャレンジャーのペースで進んだ。

3R、左ボディフックを決めたグローエンハート。左右のフックでラッシュを掛ける。サウスポーにスイッチして前に出たホルツケンは、オーソに戻し左ジャブを伸ばす。前に出てくる王者にヒザを入れるチャレンジャー。ホルツケンが飛びヒザの着地後に左フックを打ち込む。ヒザとパンチで前進する挑戦者が左ボディ、左ミドルを返す。

ホルツケンも右フック&右ミドル、さらに左ボディフックをヒットさせる。下がりながら右ミドルを蹴り込むグローエンハートも負けじと左ボディフック。その後もヒザを蹴り合うなど、イーブンのラウンドとなった。

4R、王者が左ハイから右前蹴りを出し、序盤でペースを掴もうとする。グローエンハートは左フックを返すも、下がり気味に。左ボディを決めた王者は巧みなディフェンスを見せて前に出る。右フックをホルツケンが入れると、グローエンハートも左フックを返す。プレッシャーを強めるホルツケンのパンチ攻撃、後ろ回し蹴りは当たりが浅く、グローエンハートは前に出て逆襲へ。ヒザ蹴りを受けそうになったホルツケンが左ミドルを入れる。終盤、左ジャブから左ローを入れたグローエンハートが盛り返した。

最終回、左ローから左ジャブを入れたグローエンハート。左ボディフックを打ち合うと、ホルツケンの左ローでグローエンハートの体がよれる。ローから左アッパーを繰り出したホルツケンの蹴り足を掴んで投げたグローエンハートが注意を受ける。引き続き左ローを蹴り込む王者に対し、グローエンハートがステップを多用し遠い距離からヒザ蹴りを繰り出す。

王者は追いかけて左ロー、グローエンハートも左ローを返す。ホルツケンはボディから右ハイも、これは空振りに。左ジャブを入れた回るグローエンハート、追ってパンチを伸ばすホルツケン。タイムアップと同時に両者が勝利をアピール。

1Rは王者、2Rは挑戦者のラウンドか。この他のラウンドは非常に判断が難しいところ、結果はスプリットでホルツケンが王座防衛成功。不満気なグローエンハート陣営だが、決め手がなかっただけに、この裁定は受け入れるしかない。

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