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【UFN75】日本大会でブランダォンと戦う菊野克紀 「ケビン・ソウザ戦で攻めなかったことが悔しい」

Katsunori Kikuno【写真】収録はひかりTVのUFC中継のMA収録のあとに行なわれ、当日の解説でも新たな境地に基づいた数々の言葉が聞かれた (C)MMAPLANET

27日(木)、9月27日(日)にさいたま市中央区さいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night Japan=UFN75で、ディエゴ・ブランダォンと対戦することが決まった菊野克紀。

3月にブラジルで行われたUFN62におけるケビン・ソウザ戦で91秒で敗れて以来、半年振りの再起戦となる。UFCで戦うようになって喫した2度目のKO負けにより、菊野は距離、間合いというMMAに欠かせない、そして彼の試合の中でも特に重要なファクターに関して、新たな考えを持つようになっていた。

──3月のケビン・ソウザ戦の敗北から半年、日本大会での再起戦が決まりました。ソウザ戦は91秒でTKO負けという我々にとっても衝撃的な敗北となりました。

「リーチの長い相手だったので、離れたところから相手の攻撃に合わせて距離を詰めるという作戦だったのですが、相手の手の届かない距離に位置を取ったことで、相手がどんどんプレッシャーを掛けることができ、逆に距離をコントロールされてしまいました。結果、こちらが入って行ったときに迎撃されるように倒されました」

──つまり相手の攻撃が届かない位置というのは、ソウザにとっては菊野選手にプレッシャーを感じない距離になっていたということですね。

「ハイ。トニー・ファーガソンと試合をした時、僕はまだKOをされたことがなかったです。パンチが見えなかったこともなくて、怖いモノ知らずで入っていきました。結果、前半はパンチを当てることができたのですが、相手がアウトボクシングをするようになっても怖いモノ知らずで入り続けた結果、ボコボコにパンチを食らって負けました。

あの時は怖いモノしらずだから負けて、ソウザ戦は逆に怖いモノをしっているが故に警戒し過ぎて負けました。2試合とも大きな経験をさせてもらうことができました」

──いやぁMMAは難しいですね。ホント、負けた場合は結果から逆算するしかないので。

「本当に一生懸命に練習をしましたし、減量もしっかりとできました。ブラジルまで行って、凄く良い状態で試合に臨んで1分30秒ぐらいでKOされました。あれだけ準備が整っていて何もできずに負けたので、攻めなかったことが悔しいんです。攻めたいなって思いました」

──今日の解説中もそのような菊野選手の想いが端々に感じられました。幾度となく「攻撃は最大の防御」的なことを言われていましたね。以前はもっと距離を取ることに言及されていたと記憶しています。

「本当にこの前の試合で身に染みました。ただ距離を取るだけだと向こうにプレッシャーを掛けられてしまう。あくまでもこちらかもプレッシャーを掛けたうえで距離を取らないと。まず攻めないといけないと思っています。特に僕はそういうタイプなんでしょうね。下がるのは構わないのですが、下げられたら弱い。プレッシャーを掛けると弱いと思います」

──そのような心境の変化というか、気付きがあった菊野選手ですが、もともと日本大会で戦うという腹積もりでいたのでしょうか。

「日本大会に出たいという希望は伝えていました。UFCからも日本大会で──という話は前々からあったのですが、なかなか相手が決まらなくて。だから、正式に決まったのも発表があった時とほとんど変わらない2週間少し前でした」

──ディエゴ・ブランダォンは強敵です。その一方で、見る方の立場からすると本場のUFCの一端が垣間見られるファイターです。どのような印象を持っていますか。

「あのう……もちろん、第一印象は強いということです。ただ、この試合を乗り越えないと先は見えてこないです。そう思います。ファーガソンにしろソウザにしろ、そういう相手でした。この試合を避けて、上に行けるのかっていえば決してそんなことはない──そんな相手です」

<この項、続く>

■ UFN75対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
ロイ・ネルソン(米国)
ジョシュ・バーネット(米国)

<ミドル級/5分3R>
ユライア・ホール(米国)
ゲガール・ムサシ(オランダ)

<フライ級/5分3R>
チコ・カムス(米国)
堀口恭司(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)
水垣偉弥(日本)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
中村K太郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
マット・ホバー(米国)
山本KID徳郁(日本)

<ROAD TO UFC JAPANフェザー級T決勝/5分3R>
TBA
TBA

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
菊野克紀(日本)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
ニック・ハイン(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ケイジャン・ジョンソン(カナダ)
小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ロジャー・ザパタ(米国)
安西信昌(日本)

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