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【UFC155】ヴェラスケスがリベンジ、王座返り咲き

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[挑戦者]ケイン・ヴェラスケス(米国)
Def.3-0:50-45, 50-43, 50-45
[王者]ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)

左を振るいながら前に出るヴェラスケス。ドスサントスの左にテイクダウンを合せてグラウンドに持ち込むが、ドスサントスはすぐにリバーサルから立ち上がる。スタンドで遠い距離からテイクダウンを仕掛けたヴェラスケスは、距離を詰めてショートを見せる。

ヴェラスケスの飛び込みに右ストレートを合せる王者は、度重なる挑戦者のテイクダウン狙いを切り、アッパー、左ボディフックを放っていく。左へ回るドスサントスに右を放ち、ミドルキックから組みつくなど前に出続けるヴェラスケスは、組んでヒザを突き上げる。

左ボディを見せるか、息が切れたようにも見える王者は、ケージに押し込まれると右ワキを差されパンチを顔面に許す。右アッパーに右ストレートを合せたチャレンジャーは、左フックを打ち込み王者の動きを止める。

ケージ際で動きが鈍ったドスサントスに、右ストレートを打ち込みダウンを奪ったヴェラスケスは、しゃがみ込んだ王者のバックを制し左のパンチ、アッパーを打ち込む。何とか立ち上がったドスサントスだが、すぐにテイクダウンに成功したヴェラスケスがパウンドを続ける。亀の態勢でパンチを受け続けるドスサントスだが、タイムに救われ何とか1Rを凌ぎ切った。

2R、ショートの連打からシングルレッグでテイクダウンを奪ったヴェラスケスはバックを取り、パウンドを落す。ガードを取ったドスサントスが潜り、スクランブルの攻防になってもバックを制し、腰をコントロールしてトップを譲らない。バックからパンチを入れるヴェラスケスに対し、胸を合せて立ち上がった王者だが、すぐにケージ際に下がりシングルレッグでテイクダウンを簡単に許してしまう。

サイド、バックからパンチを入れるチャレンジャーに対し、ひたすらパンチを受けて耐えるという展開が続くドスサントスは、立ち上がって胸を合せていく。アッパーから左フックを打ち込んだヴェラスケスは、足を刈っていとも簡単にテイクダウンを奪取する。

ハーフからパンチを落すヴェラスケスは、ドスサントスのブリッジに合わせて腕十字を仕掛ける。腕を引抜いたドスサントスは立ち上がるが、ダメージは抜けきっておらず両脇を差され、ボディアッパーからストレートを受ける。

サンドバッグのように殴られ続けるドスサントスは、左から右フックを打たれフラフラの状態2R終了を迎えた。3R、フラフラになりながらボディフックを見せたドスサントスだが、すぐにダブルレッグダイブでテイクダウンを許す。立ち上がっては、ケージに押し込まれダメージの回復の時間が与えられない王者は、シングルレッグに対し懸命にケージを背にして耐える。

ヴェラスケスもスタミナ消耗し、動きがスローになり肩で息をし始める。それでも左から右ストレートを打ち込んで、王者をケージに押し込む。と、左フックを打った王者に、ヴェラスケスが右エルボーを打ち込む。

ボディを連打され、距離を取りなおしたドスサントスはすぐにケージに押し込まれる。ヒザを返した王者に、ヴェラスケスの左右のフックからストレート、ボディが打ち込まれる。左フックを打ち込まれたドスサントスだが、ここで体を入れ替えると小手投げを見せたヴェラスケスに右のパンチを入れる。

ヴェラスケスも組みに力が感じられなくなり、体を預けたようなパンチが目立ってくる。耐え続け、徐々に息を整えた王者。ラウンドは全て失っているが、残りの2Rはどうなるか分からないほど、ヴェラスケスにも疲れが感じられる。

チャンピオンシップラウンド、右目の上を大きく腫らしたチャンピオンは、挑戦者のシングルを切り、左アッパーを入れる。と、ローを蹴り込んだヴェラスケスが組みつきが、ドスサントスが押し返して距離を取る。ここでテイクダウン狙いからバックに回り込もうとしたヴェラスケスは、距離をとって右を放ってから組みつく。

ケージにヴェラスケスを押し込んだドスサントスが、右エルボーを見せるが直後にシングルレッグでテイクダウンを許す。勝負どころで粘りを見せた挑戦者だが、王者も立ち上がって首相撲へ。しかし、ボディからアッパー、ストレートを受け棒立ちのままケージに押しつけられる。ドスサントスの左フックに組みついたヴェラスケスは、首相撲の攻防から組み合いのなかで細かいパンチを入れ続ける。

離れ際に右エルボーを打ち込んだドスサントスは、さらに右を打ち込みヴェラスケスをケージに押し込む。続くシングルレッグを切ったドスサントスはボディを入れるも、左フックを受け組まれたところでラウンド終了となり、試合は最終ラウンドへ。「根性を見せろ」というコーナーの声に頷き、最後の5分に向かったドスサントスは、最初のシングルを金網を掴んで防ぐ。

左ボディフックを見せても、すぐにケージに押し込まれる王者が、足を使ってヴェラスケスを誘いこむが、シングルレッグを仕掛けられる。これを逃れたドスサントスは、続くシングルからダブルのスイッチも切り、右アッパーを見せるが力は感じられない。

テイクダウン狙いと右ストレート、上下で攻めるヴェラスケスが、王者をケージに押し込もうとする。ドスサントスは体を入れ替え、距離を取る。しかし、直後にシングルレッグでテイクダウンを奪われ、バックを取られてしまう。ハーフガードを取ったドスサントスに、右のパウンドを連打するヴェラスケスは、そのままバックを制して序盤のように王者を攻めたてる。

立ち上がってなお、ケージに押し込まれた王者は、残り1分を切り距離を取ろうとするも、すぐにケージに押し込まれてしまう。離れ際に右ハイを放ったチャレンジャー、残り30秒を王者をケージに押し付け戦い切ると、終了のホーンとともにケージ中央で笑顔を浮かべ、大きく後方に倒れ込んだ。

50-45が二人、50-43をつけたジャッジも出た一方的な展開で、王座に返り咲いたヴェラスケスは、「今まで一番ハードだった。疲れ切ったけど、前に出続けたAKAのコーチがプッシュしてくれた」と語った。

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