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【PXC47】フェザー級王座に挑戦矢地祐介<02> 「俺の眠っていた部分が、目を覚ました」

Yusuke Yachi【写真】ウェルラウンダー振りは徐々に実戦で見せてきた矢地だが、今回のタイトル戦で米国で得た自信を生かした試合が見られるが楽しみた(C)MMAPLANET

13日(金・現地時間)、グアムのUOGカルボ・フィールドハウスで開催されるPXC47で、フェザー級王者キム・ジャンヨンに挑戦することが決まっている矢地祐介インタビュー後編。

アリゾナ、パワーMMAで得た自信。王者キム・ジャンヨンの印象、そしてPXCフェザー級王座の持つ意味合いを訊いた。
<矢地祐介インタビュー全編はコチラから>

──なぜ、パワーMMAで練習しようと思ったのですか。フェニックス近辺だとベンソン・ヘンダーソンが所属しているMMAラボもありましたが。

「そうなんですよね(笑)。金銭的なことや、ロケーションのことはありました。アパートからジムまで歩いて行けるのは大きかったです。田舎です。あるのは道だけ(笑)。シーザー・グレイシーも候補に挙がっていましたが、サンフランシスコで色んなジムで練習するには、車がないと難しいし、AKAも手ごろな宿が見つからなくて。結局、金銭的な負担も大きくなってしまうので。でも、アリゾナは凄く気候が良いし、ジムで借り上げているアパートで同居して、自炊しパワーMMAでずっと練習する。そんな2カ月でした」

──自炊ではどのような料理を?

「晩飯はもう、チキンしか食べていないです。ひたすら鶏肉を食っていました(笑)。旨味はないけど、安かったし。最初は時差ボケを抜きがてら、観光のようなこともしましたけど、ジムの皆も試合が続いていたので週末に遊びに行こうなんて雰囲気もなかったです。ピリピリしていて、本当に練習だけの日々でした。やることないから、夜は早く寝て、朝も早く起きて練習するっていう(笑)」

──そして、田中選手の言葉ではないですが、戻って来てからの練習で成果が感じられたと?

「そうですね。技術的にもフィジカル的にもありました。フィジカル・トレーニングも、週に3回から4回、トレーナーについてもらってやってきました」

──グレーなパフォーマンス向上薬を薦められるようなことは(笑)?

「それはないです。ハッハハハハ。サプリメントは日本から持って行っていたので。向こうのサプリは何があるか分からないので、摂らなかったです」

──では、動きのなかでどのような上達具合が感じられましたか。

「なんだろう……。俺の眠っていた部分が、目を覚ましたような(笑)。体の使い方なんですかね。とにかく、実感はあります。朴(光哲)さんには、『自分で思っているだけ』って言われますけど(笑)。自己催眠に掛けているのかもしれないです(笑)。強くなったというか、レスリングは幅が広がったという感覚はあります」

──打撃主体の矢地選手のスタイルと、レスリングが如何に融合したのか、非常に楽しみです。

「あまり強く意識はしていないですが、自然と出るようになったと思います。練習してきたという自信がもとで、躊躇しなくなった。出せるようになったのは大きいです」

──では王者キム・ジャンヨンの印象を教えてください。

「デカいというか、ゴリゴリですね。あとは、やっぱりアームロックですね。キムラのしつこさ、徹底した作りは厄介ですね。ただ、厄介ですけど対策もしやすいし脅威ではないです。しっかり頭に入れて戦えます」

──PXCタイトルはUFC出場へのステップにしたい?

「やっぱりUFCには出たいです。だからこそ、判定でなくKOや一本でないと近づかないし、フィニッシュしたいです。フィニッシュできる自信も最近はついてきたし。しっかり勝って、近づきたいです」

──もうグアムで試合をすることは慣れましたか。

「慣れました。ただし、その慣れを越えてくる何かが起こるのがPXCです(笑)。そういう事態にも平然としていられるし、タフになったと思います。ここはピシッと勝っていきたいです。自分はまだまだ発展途上だし、やらないといけないことは多いです。でも、その分ノビシロも残っていると思う。そういう意味でも一つひとつの試合で俺が強くなっていることを示して、一歩でもUFCに近づきたいです」

──そのUFCでは同じKRAZYBEEの堀口恭司選手が世界フライ級王座に挑戦します。刺激を受けますか。

「いや、自分のことではないので。恭司は強いし。以前は恭司に負けていられないっていう焦りを感じることもありました。でも、俺は俺で恭司は恭司。そこを比べてしょうがない。俺には俺の進み方があるし、UFCで戦うタイミングも違う。だから焦りもないし、刺激も全く受けないです(笑)。自分のやるべきことをやるのが、今の俺に必要なことなんで」


■ PXC47対戦予定カード

<PXCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]キム・ジャンヨン(韓国)
[挑戦者] 矢地祐介(日本)

<PXCウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
[挑戦者] キム・ハンソル(韓国)

<フライ級/5分3R>
ダレン・ウエノヤマ(米国)
渡辺健太郎(日本)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島)
粕谷優介(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
コートニー・ケイシー(米国)
ヘレン・ヘルパー(英国)

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