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【Glory19】二キー・ホルツケン、圧巻の復活V。らしさ見せたダニエルズをKO。後の無いリコも王座防衛

Daniels vs Nieky【写真】予想通り盤石の強さを見せた二キー・ホルツケンが復活。ウェルター級王座挑戦権を獲得した (C)GLORY SPORTS INTERNATIONAL

6日(金・現地時間)にバージニア州ハンプトンのハンプトン・コロシアムでGLORY19が開催された。

マイク・タイソンもリングサイドで観戦した今大会ではGlory世界ウェルター級王者ジョセフ・バルテリーニへの挑戦権をかけた4選手参加のトーナメントが行われ、怪我からの復帰となるランキング1位の二キー・ホルツケンを筆頭に、4位のアレクサンドル・ステクレンコ、6位のジョナタン・オリヴェイラ、7位のレイモンド・ダニエルズがエントリーした。

(C)GLORY SPORTS INTERNATIONAL

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トーナメント準決勝・第1試合=オリヴェイラ×ダニエルズは、ダニエルズが試合開始直後から持ち味を発揮。サイドキックで距離を取りながら、バックスピンキックを何発もヒットさせる。オリヴェイラもガードを上げてプレッシャーをかけていくが、ダニエルズは引っかけるような右フックでサークリングし、左ストレートや飛びヒザ蹴り、そしてバックキックを突き刺してペースを譲らない。試合が進むにつれてエンジンが掛かってきたダニエルズはサウスポー&オーソドックスに構えをスイッチし、頭部へのスピニングヒールキックでダウンを奪う。

2R、ダニエルズがボディへのバックスピンキックを放つと、これが頭の下がっていたオリヴェイラの顔面をとらえ、ダウンに。オリヴェイラが立ち上がり、試合続行となったものの、ダニエルズがボディへのヒザ蹴りからバックスピンキックをぐさりと突き刺してダウンを追加。これで2ノックダウンとなり、ダニエルズが回転技で合計3度のダウンを奪う、らしさ爆発の試合ぶりで決勝へ駒を進めた。

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続くトーナメント準決勝・第2試合=ホルツケン×ステクレンコは、右ストレートと右ミドルでプレシャーをかけるホルツケンが、顔面とボディへのパンチの打ち分けから最後は右ローにつなげるコンビネーションでステクレンコを攻め、初回を自分のラウンドにする。

しかし2Rに入るとステクレンコが右アッパー・左フック&右ローで反撃。ホルツケンもガードを固めてジャブと前蹴りで距離を取りつつ、ステクレンコが前に出てくるところにヒザ蹴り、構えをサウスポーにスイッチしつつ奥足ローを蹴るが、ステクレンコはガードを固めるホルツケンに左右のパンチ、バックスピンキックを繰り出す。

守勢に回る場面の多かったホルツケンだったが、3Rはステクレンコの攻撃を両腕ブロックで弾き返し、ステクレンコをロープに詰めて強烈な左ボディと右ロー。残り30秒、右アッパー・左フックを叩き込んで攻勢に出る。結果、2Rこそ落としたものの、1・3Rをモノにしたホルツケンがダニエルズの待つ決勝進出を決めた。

そしてトーナメント決勝で実現した正統派ダッチ・キックボクシングのホルツケン×米国マーシャルアーツ風キックの申し子ダニエルズの異次元対決は、いきなりホルツケンが距離を詰めて、ダニエルズに回転技を繰り出すスペースを与えず、強烈な左ボディを叩き込んでダウンを奪う。

2Rもホルツケンが左ボディと右ローを効かせ、コーナーを背負うダニエルズに右ストレートを突き刺して先にダウンを奪い、立ち上がったダニエルズをコーナーにくぎ付けにして左ボディと右の飛びヒザ蹴りでダウンを追加する。

3R開始すぐ、ダニエルズのバックスピンキックでしりもちをつき、これをダウンと判断されてしまうホルツケンだったが、最後は飛びヒザ蹴りからの右フックでダニエルズをなぎ倒し、レフェリーが試合をストップ。準決勝でステクレンコをタフファイトの末に競り勝ち、決勝でダニエルズとの異次元対決を制したホルツケンがバルテリーニへの挑戦権を手に入れた。

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メインイベントのGlory世界ヘビー級選手権試合=王者リコ・ヴァーホーベン×挑戦者エロール・ジマーマンは、1Rから激しく打ち合い、お互いの右が捉える場面があったものの、2Rに入るとヴァーホーベンがジャブ・前蹴りとロー主体の戦い方に切り換え、ジマーマンがパンチで前に出るという展開になる。

しかし、ラウンド終盤、ジマーマンがバックスピンキックを放った直後、その場に崩れ落ち、右膝をおさえて苦悶の表情。レフェリーはダウンカウントを数えるが、ジマーマンは立ち上がることが出来ず。レフェリーストップという形でヴァーホーベンが王座を防衛し、プレゼンターとしてリングに上がったマイク・タイソンからベルトを腰に巻かれた。

またSuperfight Seriesに出場したアンディ・リスティはスティーブ・モクソンを圧倒。ボディへのヒザ蹴りとパンチで3度のダウンを奪い、1RでTKO勝利を収めている。

■ Glory19 試合結果

<Glory世界ヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者]リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
Def.2R2分17秒 by TKO
[挑戦者]エロール・ジマーマン(キュラソー/4位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
二キー・ホルツケン(オランダ/1位)
Def.3R1分25秒 by TKO
レイモンド・ダニエルズ(米国/7位)

<ミドル級/3分3R>
ジョー・シリング(米国/1位)
Def.3-0 by 30-26、30-26、30-26
ロバート・トーマス(カナダ/9位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
二キー・ホルツケン(オランダ/1位)
Def.3-0 by 29-28、29-28、29-28
アレクサンドル・ステクレンコ(ロシア/4位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国/7位)
Def.2R2分15秒 by TKO
ジョナタン・オリヴェイラ(ブラジル/6位)

■Superfight Series 試合結果

<キャッチウェイト/3分3R>
セドリック・スミス(米国)
Def.2R1分56秒 by TKO
ジェイムズ・ハーレー(米国)

<ライト級/3分3R>
アンディ・リスティ(スリナム/1位)
Def.1R2分43秒 by TKO
スティーブ・モクソン(豪州/14位)

<ヘビー級/3分3R>
エグザビアー・ヴィグニー(米国/16位)
Def.1R1分44秒 by TKO
エベレット・シムズ(米国)

<ライト級/3分3R>
ジョシュ・ジョンシー(カナダ/11位)
Def.3R0分47秒 by TKO
マックス・バウマート(ドイツ/23位)

<ライトヘビー級/3分3R>
ブライアン・コレッティ(米国/6位)
Def.3-0 by 29-27、29-27、29-27
マイラン・デニス(米国)

<ウェルター級/3分3R>
フランソワ・アンバン(カメルーン/11位)
Def.2R2分14秒 by KO
スティーブン・リチャーズ(ジャマイカ)

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