【Bellator245】2連続の急所へのスピニングバックキックで、ダニエルズとスタノニックはNCに
<ウェルター級/5分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国)
NC.2R1分00秒
ピーター・スタノニック(米国)
サウスポーからジャブ、サイドキック、後ろ回し蹴りにワンツーとジェントルマンキックボクサーらしい動きを見せるダニエルズ。左右の後ろ回し蹴りを連続で蹴り、軽快な動きを見せていたが、ボディへのスピニングバックキックでバランスを崩すと、すかさずスタノニックがマウントを奪取する。
ダニエルズはハーフに戻し、ケージを蹴ってスクランブルからバックに回り逆にテイクダウンを狙う。自ら離れたダニエルズは右アッパー、スタノニックの右オーバーハンドに距離を取りヒザを突き刺す。さらにニータップで崩し、ハイキックを繰り出すなどMMAを魅せるダニエルズが左ミドルを突き刺す。スタノニックも思い切り踏み込むが、ダニエルズは右ボディアッパー、自らテイクダウンを狙う仕草を見せ初回を戦い終えた。
2R、左ストレート、後ろ回し蹴りから右ミドルを入れたダニエルズ。と、左スピニングバックキックがえげつない勢いで急所に入り、スタノニックはうめき声をあげてヒザをつく。正座状態で動けず、声が漏れるスタノニックはやがて仰向けになって寝転がり、両足を上げる。ようやく立ち上がったスタノニックだが、5分を経過しさらに5分が与えられる。たっぷり時間をかけて試合が再開されたが、直後にスピニングバックキックがスタノニックの右ミドルのタイミングで急所を蹴り抜く。
マットを叩きながら、声を挙げてしゃがみ込んだスタノニック──うめき声どころか、もう悲鳴になっている。故意の攻撃ではないが結果論として連続の急所への蹴り、レフェリーはノーコンテストを宣告した。