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【Bellator245】何でも有りが故の、何にも無し。デイヴィスがリョートをスプリットで下す

<ライトヘビー級/5分3R>
フィル・デイヴィス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
リョート・マチダ(ブラジル)

慎重に立ち上がりの両者、ほぼほぼ手がなくローを見せるぐらいで2分が経過する。リョートが左ミドルを入れ、デイヴィスが右ハイを見せる。残り半分、デイヴィスの右三日月の着地にローを蹴ったリョートが、下がってデイヴィスを誘う。ここで乗らないデイヴィスは、テイクダウンを見せることなく初回ファイトタイムは1分を切る。

リョートはジャブを叩き、ローから左ハイを狙う。デイヴィスも右ハイを放つがクリーンヒットはなかった。

2R、デイヴィスはスイッチしてロー、受け返しようにリョートが左ローを返す。右ミドルを入れたデイヴィスは右前蹴りに続き、左ミドルを狙う。手数の少ないデイヴィスが、手数で上回るという展開のなか、リョートが左ローへ。デイヴィスの前進に左の突きを見せたリョートだが、近づいたデイヴィスがそのまま鉄槌のようにパンチを繰り出す。

これでバランスを崩したリョートは、やや距離が近づくとボディに右三日月を受ける。その三日月には左ローを蹴っていくリョートがオーソに。右ローを蹴りサウスポーの戻したリョートは、残り20秒でのテイクダウン狙いのシングルレッグに対し、飛び上るように足を抜くが、デイヴィスがバックに回り時間となった。

最終回、ロー、ミドルでの制空権のつつき合いは、最終回の2分を経過しても続く。右オーバーハンドを繰り出したデイヴィスは、リョートの左の突きをブロック。リョートは左ミドルハイを狙う。ローを蹴り合い──試合は最後の1分に。リョートがワンツーを伸ばし、デイヴィスは左ジャブ後の右ハイ、これをブロックしたリョートが左に回る。

残り20秒、デイヴィスがやや前に出るが、リョートは左ハイで迎え撃ってからサークリンし、タイムアップを迎えた。何でも有りが故の何も起こらない展開、ある意味予想はされたが、デイヴィスがテイクダウンをここまで狙わないのは意外だった。

結果、スプリットとなりデイヴィスが判定勝ちを収めた。


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