【PFC12】残念、ランバー試合直前にドクターストップ
1月22日(木・現地時間)、カリフォルニア州リムーアのタチ・パレス・ホテル・カジノで行われたPFC12『High Stakes』。メインで初代PFC世界フライ級王座決定戦に出場予定だったランバー・ソムデートだが、試合当日朝に体調不良で試合を棄権せざるをえなくなった。
この試合に向け、日本でも三部トレーニングをこなすなど、追いこみをかけきたソムデートは、肩の負傷をおして米国入り。痛みが増し続けるなか、計量もパスし「1Rなら戦える。3分以内に勝つ」と決死の覚悟をみせた。
しかし、夜から明け方に痛みは我慢の限界を超え、とりあえずマッサージセラピストに体を見てもらうことにしたが、セラピストは「私が体を触れる状態にない」というほど悪化。プロモーションサイドも試合の禁止を決定した。
涙ながらに周囲に欠場を詫びたソムデート。非常に残念な事態となったが、ある意味、戦いの神が試合よりも治療を選択したという見方もできる。PFCプロモーターのクリスチャン・プリントアップ氏によると、ソムデートの回復次第だが、5月にも世界戦を用意する準備はあるとのこと。
PFC世界戦を機に、国内52kg級と海外56kg級の制覇に挑もうとしていたソムデートの計画は、一度白紙に戻された。
なお、フライ級以外の3つの世界戦はバンタム級は、ジェフ・バダードがショーン・クラッサイクを下し新王者となり、フェザー級もディエゴ・サライヴァがジョージ・エヴァンゲリスタを破り新チャンピオンに。ライト級はブライン・コッブは、ランス・ウィップをリアネイキドチョークで下し、2度目の王座防衛を果たした。
■主な試合結果は下記の通り
<PFC世界バンタム級選手権試合/3分3R>
[挑戦者]ジェフ・バダード(米国)
Def.3R2分40秒/ノースサウスチョーク
[王者]ショーン・クラッサイク(米国)
<PFC世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[挑戦者]ディエゴ・サライヴァ(ブラジル)
Def.2R2分39秒/リアネイキドチョーク
[王者]ジョージ・エヴァンゲリスタ(米国)
<PFC世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]ブライアン・コッブ(米国)
Def.1分17秒/リアネイキドチョーク
[挑戦者]ランス・ウィップ(米国)
<PFC暫定世界ウェルター級王座決定戦/3分5R>
オラフ・アルフォンソ(メキシコ)
Def.1分32秒/腕ひしぎ十字固め
ジェレミアー・メトカルフ(米国)