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【Interview】REBEL FCで勝利、内村洋次郎 「自分を試すチャンスがあったら早めに経験した方がいい」

Uchimura【写真】シンガポールの新興イベント=REBEL FCで海外初挑戦、初勝利を挙げた内村洋次郎 (C)TAKUMI NAKAMURA

8月1日(金・現地時間)、シンガポールのサンテック・シンガポール・香港コンベンション&エキシビションセンターで開催されたREBEL FC 2「BATTLE ROYALE」。同大会は昨年12月に旗揚げされたシンガポールのMMAイベント「REBEL FC」の第2回大会で、今大会から8選手参加のフェザー級トーナメントがスタートした。

トーナメントにはミゲール・トーレスやウィル・チョープといった元UFCファイターに交じり、日本からは内村洋次郎と芦田崇宏の2選手が出場。芦田はミゲールを相手にどちらに勝敗が転んでもおかしくないスプリット判定で敗れたものの、内村はフィリピンのレイドン・ロメロに1RTKO勝利、準決勝の切符を手に入れた。

大会終了から約3週間(※取材時点)、内村に試合を振り返ってもらうと同時に初となる海外挑戦、REBEL FC参戦を決めた理由を訊いた。

――REBEL FCのフェザー級トーナメント1回戦でレイドン・ロメロにTKO勝利した内村選手です。まずREBEL FCに参戦することになった経緯を教えていただけますか。

「2月のVTJに出る前くらいからオファーをいただいていて、高谷(裕之)選手に負けた後も継続してオファーがあったんです。自分自身、高谷選手に負けて『次はどうしよう?』と考えていた時だったので、チャンスがあるなら挑戦してみようと思って参戦を決めました。今年は海外で試合をしたいという気持ちがあって、プロモーションに関係なく海外で試合をしたいと思っていました。それで最初にオファーをくれたのがREBEL FCだったので、ここだなと」

――いつ頃から海外での試合を視野に入れるようになったのですか。

「ここ2年くらいですかね。HEARTSで海外で戦っている選手や海外で試合をしたいけどチャンスがない選手たちと練習させてもらっていて、海外で自分を試すチャンスがあったら早めに経験した方がいいのかなと思うようになりました」

――海外プロモーションへの挑戦は実力はもちろんタイミングも重要だと思います。

「そうなんですよね。だから金ちゃん(金原正徳)なんかはUFCが急遽決まって、頑張って欲しいと思うし、(チャンスが)巡ってこない選手は巡ってこないと思うんですよね。だからこそこのチャンスは活かしたいと思いました」

――内村選手としては昨年3月のジョン・ショレス戦以来、約1年5カ月勝ち星から遠ざかっている中でのREBEL FC参戦でした。精神的にはどんな状況でしたか。

「勝てないストレスがあったというか……、自分を試合で表現できていない感じがあったんですね。だから今回は純粋に勝てたことが嬉しかったし、世界で戦えたことも嬉しかったです。この勝利で次に期待してもらいたいし、今回以上の結果&内容を見せたいとも思います。そういう意味で勝利=希望につながるということを改めて感じました」

――ガイ・デルモ戦やマルロン・サンドロ戦は紙一重のところで勝ちを逃した試合だったと思います。

「詰めが甘いというか……そういう人間なんでしょうね(苦笑)。でもそこを潰して確実に勝っていく選手にならないといけないと思います」

――その上で最近ではどんなことに力を入れて練習されているのでしょうか。

「今は柔術の練習もやっていて、柔術的な動きを強化しています。あとはアメリカのチーム・オーヤマで練習も経験して、練習方法や取り組む姿勢や雰囲気の違いを感じたので、そういったものを自分の中で作り上げて、練習を組み立てていこうと思っています」

――柔術はギを着て本格的にやっているのですか。

「はい。HEARTSで一から練習しています。P’sLABにいた時に少し柔術の練習をやったことはあるのですが、今回は柔術の試合にも出るつもりですし、HEARTSの会員さんは柔術も盛り上がっているので、自分もそこに混じって盛り上げたいな、と。柔術関係者の方からは『なめてんのか!』と思われるかもしれないですが、ちゃんと一から頑張っているのでよろしくお願いします(笑)」

――もちろんMMAと柔術をリンクさせるように意識はしていますよね。

「やっぱりレスリングと柔術は違うものだし、柔術的なポジショニングや考え方は実際に自分がやってみないと分からないじゃないですか。だからちゃんと道衣を着て、試合に出ることを前提に練習してみよう、と。それに新しいことやると楽しいですからね」

<この項、続く>

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