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【UFN49】柔術+ムエタイ+レスリングの融合=ドスアンジョス×元世界王者ヘンダーソン

Dos Anjos vs Henderson【写真】タイトル戦が昨年8月から組まれていないライト級戦線では、熾烈なサバイバルウォーが展開されており、ドスアンジョスとヘンダーソンはその最前線にいる形だ(C)GONGKAKUTOGI

23日(土・現地時間)、オクラホマ州タルサのBOKセンターでUFC Fight Night49「Henderson vs Dos Anjos」が開催される。同日マカオでUFN48が開催され大陸間ダブルヘッダーとなる今大会。メインはライト級ベンソン・ヘンダーソン×ハファエル・ドスアンジョスの一戦だ。

ヘンダーソンは知っての通り、前UFC世界ライト級チャンピオン。2012年2月にさいたまスーパーアリーナでフランキー・エドガーを下しベルトを巻くと、エドガーとの再戦、ネイト・ディアズ、ギルバート・メレンデスという強豪中の強豪を退け3度の防衛に成功していた。昨年8月31日にアンソニー・ペティスに腕十字を極められ、王座を明け渡した後も、ジョシュ・トムソン、ルスタン・ハビロフを下し、現在もランキングで1位の座にあるトップ中のトップコンテンダーだ。

WECのトップランカーからUFCへ移籍、最初からタイトルが視界に入っていたヘンダーソンと違い、ドスアンジョスは2008年11月のオクタゴン初登場、翌2009年4月の2戦目と連敗。その後、3連勝を果たすも8戦目を終えて4勝4敗という五分の戦績しか残すことができていなかった。この後、グレイシーバッハ・コンバットチームからグレイシーフュージョンを経て、シンガポールのイヴォルブMMAやハンディントンビーチのキングスMMAで積み重ねてきた柔術、ムエタイ、レスリングの融合が、試合で見られるようになったドスアンジョスの戦績は変わった。混戦ライト級で5連勝を飾り、あのドナルド・セラーニにも判定勝ちを収めている。カビブ・ヌルマゴメドフには体力で押し切れるようなファイトとなり判定負けを喫したが、ジェイソン・ハイをTKOで破り、ポストTUF20コーチ対決=ペティス×メレンデスを睨み、非常に重要なヘンダーソン戦に臨むこととなった。

ドスアンジョスはサウスポーの構えから相手の正中線上に左の拳を置き、鋭いストレートに意識をいかせると、外から迫力十分の右フックを打ちこむ。ベースは柔術、左手が後の構えは打撃競技的にはサウスポーだが、組技競技でいえばオーソドックス。つまりドスアンジョスは右利きのサウスポー、利き腕にパワーがあって然りだ。パンチを効かせることができれば、そこから最短距離で相手の左足を右手で取り、ダブルレッグに入るという流れも精度を高めてきた。
ケージまでドライブできれば、首相撲とレスリングを掛け合わせた壁レスで、ヒジやヒザを入れつつ、対戦相手に背中をつけさせることができる。そして、安定した寝技に持ち込む――それがドスアンジョスにとってベストな試合展開となる。

ただし、今回の相手ヘンダーソンは彼と同じようにサウスポー、左を正中線に持ってくることは、相手の左を受けやすい立ち位置となる。何より注意しないといけないのは、抉るようなヘンダーソンの右ボディフックだ。オーソ相手では気にしないですんだ腹へのパンチで、ドスアンジョスの動きがどのように変化するか。ボディへの攻撃を皮切りに、ヌルマゴメドフ戦のように前に出てくる圧力に負けると、彼の持ち味は発揮し辛い。つまりヘンダーソンのペースになる。

他競技より、比較的サウスポー×サウスポー対決が多いUFCだが、それでも新たな発見が見られる試合となりそうだ――といいつつ、スイッチを多用するのも現代MMAの流れ。そんなサプライズが待ち受けているファイトになる可能性も捨てきれない。注目のメイン以外にも、いぶし銀=マイク・パイルがローリー・マクドナルドに続くカナダの新星ジョーダン・メインを迎え撃つウェルター級戦など、興味深い試合が組まれた同大会。この模様は、FOXスポーツ&エンターテイメントで8月24日(日)午前11時からライブ中継、そして翌29日(金)の午後9時から再放送される。

■UFN49対戦カード

<ライト級/5分5R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国/1位)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/5位)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・パイル(米国/13位)
ジョーダン・メイン(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
フランソワ・カルモン(フランス/12位)
ターレス・レイチ(ブラジル/15位)

<フェザー級/5分3R>
マックス・ホロウェイ(米国)
クレイ・コラード(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ヴィック(米国)
バウミウ・ラサーロ・ビドゥ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チャス・スケリー(米国)
トム・ニーニマキ(フィンランド)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニ―(米国)
アレックス・ガルシア(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ベニール・ダリューシュ(米国)
トニー・マーチン(米国)

<バンタム級/5分3R>
アーロン・フィリップス(米国)
マット・ホバー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・サンダース(米国)
クリス・ヒースリー(米国)

<フライ級/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
ジョビー・サンチェス(米国)

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